ジャパンウイメンズオープン2022 / Japan Women’s Open Tennis 2022

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Japan Women's Open Tennis

       

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【2016/9/15】シングルスで奈良くるみが8強入り

【2016/9/15】シングルスで奈良くるみが8強入り

[シングルス2回戦]
○奈良くるみ(81位) 6-2,6-2 ●ユリア・プティンツェワ(カザフスタン=41位)[3]
 
■ともにトップスピンのショットでラリーを展開するミスの少ないタイプ。奈良は試合前「じっくりいかなければいけないところもあるが、私のほうが攻撃力はあると思う。前にいけるときはしっかり攻め切って、守るところはしっかり守る、メリハリのあるプレーをしたい」と話していたが、その狙い通りの試合だった。
 
■1ポイントずつが長いラリー戦となったが、奈良は腰を据えて打ち合った。焦ることなく相手の態勢を見極めて、追い込んでチャンスと見れば、素早くコートの前に入って攻め立てた。ブレーク合戦で始まった第1セット、奈良が初めてサービスキープを果たした第5ゲームがその象徴だった。40-0からデュースに持ち込まれる嫌な展開だったが、ここから2本、追い込まれた相手が態勢を立て直そうと放った中ロブに対して、前につめてライジングショットでウイナーを奪い、試合の流れを引き寄せた。
 
■第1セットは1-2から5ゲームを連取した。第2セットではブレークを許さず、相手サーブを2度破った。プティンツェワにはこれまで4連敗という対戦成績がうそのような一方的な展開になった。コート中を走り回った奈良は、「最初から最後までいいテニスができていた。体力的にはきつかったが、最後まで動ききれたことに満足している」と会心のゲームを振り返った。
 
■この大会では3年前にベスト4に進んでいる奈良は、そのとき以来の準々決勝になる。今回は欠場者がでたため繰り上がりで本戦に入っただけに、「いい試合ができたらと思っていただけ」と言う。それが日本選手で唯一の勝ち残りになった。「大会を盛り上げられるように、最終日まで残っていたい」。1、2回戦と納得のプレーができているだけに、日本勢初のタイトルも見えてきたはずだ。
 
(広報委員会)
 
本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから!
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