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【ウィンブルドン】錦織圭は4回戦で途中棄権、8強入りを逃す  > 続きを読む

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【ウィンブルドン】
 (6月27日~7月10日・ウィンブルドン、英国)
 
[男子シングルス4回戦]
○マリン・チリッチ(クロアチア) 6-1,5-1ret. ●錦織圭
 
■負傷していた左脇腹は、とても試合をこなせる状態ではなかった。時折、鋭いグラウンドストロークを放ったが、力を込めてサーブを打つ場面は一度もなかった。脇腹は前哨戦のハレ(ドイツ)で痛めた。ウィンブルドン開幕まで1週間以上あったが、完治しなかった。開幕の時点で「グランドスラムでなかったら出ていなかった」ほどの状態だったという。2、3回戦では「少しだけよくなった」が、その3回戦でも、試合後には「痛みと闘う時間のほうが多かった」と話した。
 
■14年全米の決勝で敗れたチリッチとの4回戦は「可能性を信じて」コートに立った。「筋肉が切れるくらいまではやろうと思っていた」と錦織。痛みがあっても早々にあきらめなかったのは、故障で何度も悔しい思いをした彼の意地だろう。しかし、試合中にも痛みは増すばかり。第2セット1-5となったところで、チャン・コーチら陣営からの説得を受け入れ、棄権を申し出た。
 
■記者会見では「2年連続リタイアするのは情けない」と心の内を明かした。ただ、苦しい戦いの中にポジティブな要素も見える。2回戦、3回戦と、芝でもイメージ通りのストローク戦ができたことは「確実に来年への自信になる」。故障という条件下で「出し尽くした」という思いもある。「今大会は、人生のなかで一番、ケガの痛みと闘ったくらい、頑張った感がある」。棄権負けでも、味わったのは、後味の悪さだけではないはずだ。
 
■来月はリオ五輪、引き続き全米も開幕する。「とりあえずしっかり休んで治療に専念するしかない。そこに向けてしっかり準備したい」。大事な夏に向けて、巻き返しを誓った。
 
(広報委員会)
 
本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから!
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