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【2016/9/16】デ杯シングルス初出場の西岡良仁は熱戦を制す

【2016/9/16】デ杯シングルス初出場の西岡良仁は熱戦を制す

[第2シングルス]
○西岡良仁 6-4,5-7,6-4,7-5 ●イリヤ・マルチェンコ
 
■デ杯初出場の20歳が見せたのは、ある種の凄みだった。4セット、3時間25分の熱戦で相手のエースを倒した。全米で16強入りしたマルチェンコと真っ向勝負のストローク戦。2月に米国メンフィスで対戦、西岡が快勝していただけに、マルチェンコは「アグレッシブにいく。自分のテニスをして相手を走らせる」と挑んできた。ストローク力があり、しかも、実績のある選手が挑戦者として西岡に襲いかかったのだ。しかし一歩も引かなかった。
 
■最大のピンチは第2セットを奪われた場面。マルチェンコの攻撃的なプレーが徐々に安定し、西岡が両サイドに振り回される場面が増えていた。植田実監督と高田充コーチ、錦織圭がなにごとか相談し、錦織から西岡に伝えた。アドバイスの内容を試合後、西岡が明かした。「もう少し中に入ってプレーするように」。
 
■受け身のラリーが増えていたため、相手から時間を奪い、自分から展開させる狙いだろう。助言がピタリとはまった。第3セット2-2からのマルチェンコのサービスゲームをブレーク。ラリーの様相を大きく変え、試合の流れをぐいっと引き戻すブレークになった。セットカウント2-1としたが、相手も粘る。第4セットは2-5と離されたが、ここから西岡が5ゲーム連取で締めくくった。
 
■“錦織抜き”で臨んだ初日のシングルス2試合で連勝。植田監督は「勝算は五分五分。0-2も覚悟していた」という。デ杯シングルス初出場初勝利の西岡は、コート上で行われたテレビのインタビューで「今まで頼ってきた錦織さんに、少し楽をさせてあげることができたなかと思う」と胸を張った。「若い二人が力を発揮する可能性に懸けた」という植田監督の思いが通じた。日本はワールドグループ残留に王手。錦織と杉田祐一で臨む第2日のダブルスで一気に決めたい。
 
(広報委員会)
 
本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから!
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