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[男子シングルス1回戦]
〇竹元佑亮（関西大学）　3-6,6-4,6-0　●近藤大生（エキスパートパワーシズオカ）

■今季限りで引退する近藤は、最後の全日本のシングルスで予選を勝ち上がったものの、1回戦で逆転負けを喫した。竹元には7月の国体兵庫県最終予選で勝っていたが、「その時も紙一重の戦いで、（今日も）油断したわけじゃない」。片手打ちバックハンドなど華麗なラケットさばきを時折見せたものの、全力で走り回り、迷わずに思い切りよくショットを左右に放つ相手の勢いにじりじりと押され、終盤は足が止まってしまった。もうすぐ34歳になる近藤は「これが今の実力なのかな」と、サバサバした表情で話した。

■実に16度目の出場。1999年に高校2年生で8強入りして大器と期待されたが、故障で2003年秋から2年も戦列を離れた。復活の舞台も2005年の全日本だった。「高校生の自分を超えられないのは恥ずかしい」と奮起し、2010年に4強入りしたのが思い出深いというが、「選手である以上は天皇杯を手にしたかった」という悔いが残った。今大会はダブルス2種目にも出場予定で「優勝を狙って」と宣言。有終の美を飾れるか。

（広報委員会）

本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから！
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