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【2017/2/4】杉田祐一がフォニーニに惜敗、1勝3敗で敗退の日本は9月の入れ替え戦へ

【2017/2/4】杉田祐一がフォニーニに惜敗、1勝3敗で敗退の日本は9月の入れ替え戦へ

[シングルス第3試合]
〇ファビオ・フォニーニ 3-6,6-1,3-6,7-6(6),7-5 ●杉田祐一

■2人の間を試合の流れが何度も行き来した4時間8分の熱闘。試合を優勢に進めたのは杉田だった。第4セットには5-4から自分のサービスをキープすれば勝てるという「マッチ・ゲーム」があった。追いつかれた後のタイブレークでは、1度マッチポイントを手にした。第5セットでも先にブレークして4-1とリード。振り返れば何度も勝機のあった試合だったが、前日のダブルスで善戦したマクラクラン・ベン/内山靖崇組と同じように、杉田もあと1ゲーム、あと1ポイントが遠かった。

■「サーブの修正ができなかった」と杉田はサーブを敗因に挙げた。典型が最終セットだ。セットを通しての第1サーブの入りは64%という数字を残したが、大事な場面で入らなかった。4-4からのサービスゲームでは、8度打って4度しか入らず、フォニーニにリターンから攻められてブレークを許した。5-5に追いついた直後の第11ゲームでは、第1サーブの確率は25%に落ち、最後はダブルフォールトで痛恨のブレークを許してしまった。
「ここ最近(ランキングが)上がっていたのはサーブが安定していたから。サーブを修正できなかったのは悔しい」と杉田が悔しがった。

■錦織圭が不在の中でエースとして臨んだ杉田にとって、イタリア戦のシングルス2試合は、収穫が多かった。2試合ともに5セットまでにもつれて1勝1敗。「5セットを戦った経験が少ないので、その経験を踏むことができたのは良かった。フォニーニ戦はいいプレーができていたし、終盤まで落ちることもなく、体力的に問題はなかった」。惜しいところで白星は逃したものの、格上のフォニーニを土壇場まで追い詰めたという充実感が杉田から垣間見えた。

■岩渕監督は「4試合すべてが大接戦だった。ベストメンバーのイタリアと対戦して、結果は1勝3敗に終わり悔しさもあるがネガティブな考えはない。得たものが多い対戦だった」とイタリア戦を総括した。これで錦織が復帰すればと、今後に期待を抱かせる戦いぶりだったのは間違いない。ただ、世界の上位を目指すためには、今回のメンバーが善戦しながらも及ばなかった「あと1ポイントの差」を埋めていかなければならない。それが簡単ではないことは選手たちが一番分かっているはずだ。

(広報委員会)

本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから!
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