Billie Jean King Cup by Gainbridge
ビリー・ジーン・キング・カップ(旧フェドカップ)
[シングルス第2試合] ○ジョルジナ・ガルシアペレス 6-2,4-6,7-6(2) ●土居美咲
■ガルシアペレスが187センチの長身から時速200キロ超えのサーブを連発して、第2セットには207キロをマークした。最終セットのタイブレークに入ってもその威力は衰えなかった。「昨年、欧州の大会で220キロを出したことがある。今日はベストという訳ではない」とガルシアペレスは話したが、サービスエース16本を奪ったそのサーブ力は世界トップレベルだ。また、遅めのハードという会場は、ガルシアペレスが得意とするコートだった。「このサーフェスを気に入っている。あまり速くないので、ハードヒットする私に向いている。インドアコートというのも私のサーブに有効だった」。ガルシアペレスが勝因を明かした。
■その高速サーブに土居がよく食らいついた。ブロック・リターンで強力なサーブを返球し、ラリー戦に持ち込んでポイントを奪った。この試合で計3度のブレークを果たし、第3セット、6-5で迎えた第12ゲームの相手サーブではマッチポイントも握った。しかし、ここで189キロのサーブが角度のあるところに入ってきて、リターンがネットにかかってしまった。ラリー戦で土居は、大柄な相手を振り回していったが、攻めのショットはリスクと隣合わせ。第3セットのタイブレークでは要所でミスがでて、立ち上がりの5ポイント連取を許して、惜しい白星を取りこぼした。
■「相手のサーブが良かったので、(自分の)サービスゲームにプレッシャーがかかっていた」と土居が振り返った。第1セットで2度、第3セットでも序盤に2度サーブを破られた展開には、「自分のサーブをもう少しキープできていたら、もっと(相手サーブをブレークする)可能性は広がったかなと思う」と無念さをのぞかせた。2年ぶりの代表戦出場だっただけに「これだけ応援をもらえる環境はなかなかない。チームの後押しがあったのもうれしかったので、だからこそ勝ちたかった」。土居にとって悔しさの募る一戦だった。
■日本チームの土橋登志久監督「日本チームもスペインチームも100%全力を出した素晴らしい試合だった。1勝1敗は想定内と言えば想定内。土居はベストを尽くしてくれた。明日に向け、しっかり準備をして戦うのみだと思っている」
■スペインチームのアナベル・メディナガリゲス監督「タフな対戦になるのは分かっていた。1勝1敗はいい結果だと思う。また明日に備えたい」
(広報委員会)
本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから! http://www.jta-tennis.or.jp/tennisfan/tabid/105/Default.aspx 「日本テニス協会公式ブログ」はこちらから! http://jta.blog.so-net.ne.jp/
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