The 99th All Japan Tennis Championships
三菱電機ビルソリューションズ 全日本テニス選手権99th
[男子シングルス準々決勝] ○関口周一(Team REC)[8] 6-0,6-0 ●清水悠太(三菱電機)[4]
■試合巧者同士の対戦は、予想に反し、全日本選手権の準々決勝ではなかなか見られない一方的なスコアになった。10度目の出場となる関口は「何で取れないんだ、というのが清水選手の感覚だったと思う」と相手の心中を思いやった。確かに、清水はやるべきことをやっているのにポイントやゲームが取れず、パニックに陥ったのではないか。
■2月の日本リーグで初対戦、関口は体調不良もあって敗れたが、その後、練習をともにする機会もあり、清水の情報はたっぷりあった。「何が好きで何が嫌いかは自分の中ではっきりしていた」と関口。走らされたところからのカウンターがうまいと見抜き、「あまり動かさない」ことを心がけた。相手を振らなければ逆に自分が振られるが、関口自身、カウンターの名手。「今週はよく動けている」と体も軽い。さらに球足の遅いサーフェスも味方し、戦術、駆け引きが完璧に機能した。
■マインドセットもうまくいった。関口は「今年1年の自分の成績、ランキングを見て、正直厳しいなと思った」と打ち明けた。勢いでは19歳の清水に遠く及ばない。負けることも覚悟して「すべてを受け入れる気持ち」で臨んだ。もちろん、あきらめるのではなく「やれることはやる」と心に決めた。大量のリードを奪っても、「気を抜かないでやりきろう」と引き締めた。心技体がそろい、「自分がびっくり」の快勝になった。
(広報委員会)
本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから! http://www.jta-tennis.or.jp/tennisfan/tabid/105/Default.aspx 「日本テニス協会公式ブログ」はこちらから! http://jta.blog.so-net.ne.jp/
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