The 99th All Japan Tennis Championships
三菱電機ビルソリューションズ 全日本テニス選手権99th
[女子シングルス2回戦] ○内藤祐希(亀田製菓) 6-2,3-6,6-3 ●西郷里奈(TEAM 自由が丘)
■第1セットの内藤は強烈なサーブとグラウンドストロークで押しまくり、リターンゲームでも積極的に攻めてブレークを2度成功させた。第2セットも第3ゲームのブレークで一歩先行したが、ここで歯車を狂わせた。「ちょっと集中力がなくなって、相手が私のボールに(タイミングが)合い始めて長いラリーをしてきたときに、攻め急いでしまった」という。
■セットは落としても、状態を把握する冷静さは失っていなかった。「打ち過ぎだから、もうちょっと相手とラリーしよう」。オーバーペースを修正し、本来の姿を取り戻した。5-3と王手をかけたサービスゲームでは威力のあるファーストサーブで押し、力強く締めくくった。「全日本選手権の1回戦、(第3)シードで少し緊張していたが、実力もついてきていて、セットを落としても負ける感じはなく、勝つぞ、という気持ちだけでやっていた」。18歳の優勝候補が胸を張った。
■南米で開催されるITF大会に参戦する選択肢もあったが、「名誉のある大会」全日本を選んだ。プロ1年目の今年、ITF5大会に優勝し、最新(10月21日付け)の世界ランキングで自己最高の187位をマークした。日本女子では143位の奈良くるみに次ぐ5番手につける。しかし、「目標には届いていない。グランドスラムの本戦でプレーできるまでは」と浮ついていない。今大会は第3シードだが、WTAランクでは出場選手最上位だ。「出るからには優勝したい」。まずは一戦一戦、などと謙虚な目標を口にするのが昨今は常識のようになったが、四大大会ジュニアなどで十代半ばから世界で揉まれた内藤は例外のようだ。
(広報委員会)
本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから! http://www.jta-tennis.or.jp/tennisfan/tabid/105/Default.aspx 「日本テニス協会公式ブログ」はこちらから! http://jta.blog.so-net.ne.jp/
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