The 99th All Japan Tennis Championships
三菱電機ビルソリューションズ 全日本テニス選手権99th
[女子シングルス1回戦] ○内藤祐希 6-3,6-4 ●森田あゆみ
■05年の女王、30歳の森田と、第2シードの19歳内藤。共に丸山淳一コーチに師事する二人の対戦は、1回戦屈指の好カードだった。昨年、内藤は第3シード、出場選手のWTAランキング最上位で全日本に臨み、準々決勝で敗退。「自分のプレーをすれば優勝できる」と自信を持って初タイトルをねらったが、独特の雰囲気に飲まれ、力を出しきれなかった。今大会、目指すのは初の全国大会のタイトルだ。
■一方の森田は、右手首など、度重なる故障で14年以降、シーズンを「完走」できていない。今季はコロナ禍もあり、1月以来の公式戦出場となった。この大会の目標は「そのときできるベストを出すこと」だった。第1セットはほぼ内藤のペースで進んだが、第2セットは森田が意地を見せた。ブレークで先行する場面が何度もあったが、最後は4-6で振り切られた。ときおり右手首に痛みを感じながらの試合となったが、森田は「ハードヒットできている分、痛みが出る」とプラスにとらえる。「今の自分の力は出しきれた。久しぶりの試合だったので課題もはっきりした。次に向けて頑張っていきたい」と前向きだった。
■内藤は「一緒に練習しているが、特にやりにくさはなかった。いつもどおり緊張したが、自分のプレーが6割から7割できた」と自己採点は及第点だった。この時期は北米のITFサーキットを転戦する選択肢もあったが、入国時の自己隔離や北米での感染のリスクも考え、まだ手にしていない全日本のタイトルを狙いにきた。「緊張しながら、大事な場面で強気にいってポイントがとれた」と初戦の手応えはまずまずだ。年齢も経験も、全日本選手権の位置付けも大きく異なる両者だが、それぞれに、持てるものを出した好試合だった。
(広報委員会)
本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから! http://www.jta-tennis.or.jp/tennisfan/tabid/105/Default.aspx 「日本テニス協会公式ブログ」はこちらから! http://jta.blog.so-net.ne.jp/
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