The 99th All Japan Tennis Championships
三菱電機ビルソリューションズ 全日本テニス選手権99th
[女子シングルス準々決勝] ○佐藤久真莉(富士薬品) 6-4,4-6,6-0 ●美濃越舞(安藤証券)
■初出場の18歳佐藤が一気に4強に駆け上がった。1回戦で第6シードの小堀桃子(橋本総業ホールディングス)をマッチタイブレークで倒し、勢いに乗った。2回戦では井上雅(テニスラウンジ)に最終セット6-4。美濃越との準々決勝はまたもフルセットにもつれたが、最後は6-0と圧倒した。
■10代前半から将来性が高く買われていたが、四大大会ジュニアや一般のITFサーキットでは、善戦止まりに終わることが多かった。フラット系の速球を生かした攻撃力が持ち味だが、一本調子のきらいがあり、相手に攻めをしのがれるとアンフォーストエラーが増えた。今大会では、ロングラリーをものにする場面が目立ち、それが競り勝ちにつながっている。
■ひと皮むけた要因は、コロナ禍でツアーが中断した期間の取り組みにあった。一つはフィジカル面。午前と午後の練習のうち、午前をトレーニングにあてたことで「体力負けしなくなり、プレーの質を一定にできている」。もう一つは戦術面。「相手の嫌なところを突いていく、相手の特徴を分析する練習をしてきた」と佐藤。攻撃一辺倒から、相手を見ながらのテニスに脱皮しようとしている。
■初出場での4強入りに「びっくりしている」と言うが、「自分のプレーができているので、すごく驚いているわけではない」と続けた。準決勝では第1シードの日比野菜緒(ブラス)に挑む。「世界のトップのレベルの方なので、自分の武器がどれくらい通用するか試してみたい」と意気込む。世界ランキングでは71位と758位、実績も立場も大きく違うが、こんなマッチアップも全日本選手権ならでは。楽しみな対戦だ。
(広報委員会)
本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから! http://www.jta-tennis.or.jp/tennisfan/tabid/105/Default.aspx 「日本テニス協会公式ブログ」はこちらから! http://jta.blog.so-net.ne.jp/
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