The 99th All Japan Tennis Championships
三菱電機ビルソリューションズ 全日本テニス選手権99th
[女子シングルス準決勝] 〇秋田史帆(橋本総業ホールディングス) 6-4、6-1 ●本玉真唯(島津製作所)
■昨年決勝の再現となった対戦は、秋田が昨年とは一味違うプレーを見せて本玉に雪辱した。パワフルなショットで攻め立てるのが持ち味の秋田だが、この日は本玉にラリーで振られても軽快な動きで互角の打ち合いを演じた。要所では強力なサーブも決まって、第1セット中盤からは試合の主導権を渡さなかった。
■新型コロナの影響で試合がなかった間、秋田は「えげつない練習をしてきた」という。コートでの練習もトレーニングも「時間が長く密度も濃くて、質と量をこなしてきた」。男子を相手にしたラリーでは、左右に振られても強打をミスなく打ち続けることに挑んで、「ラリーでもミスをしない(ストローク力という)武器ができた」と自信を持って臨んでいた。本玉とのラリーでも打ち負けることなく、逆に本玉が秋田の粘りに攻め急ぐようにミスを重ねた場面が再々見られた。
■これで全日本の決勝は3度目。「若い時には、まさか3回も決勝に来られるとは思ってもいなかった」と秋田。同時刻にネットを挟んだ隣のコートで始まった日比野と佐藤の準決勝が、第2セット途中というところで早々と決勝進出を決めた。まだ決勝の相手が決まらぬうちに記者会見に臨んだが、「佐藤さんは若くて勢いがある。日比野さんは世界でもトップの選手。どちらとやるのもものすごく楽しみ。自分を成長させる大一番になるので、今からワクワクしている」と語った。
(広報委員会)
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