The 99th All Japan Tennis Championships
三菱電機ビルソリューションズ 全日本テニス選手権99th
[女子シングルス3回戦] ○光崎楓奈(h2エリートテニスアカデミー) 7-6(8),3-6,7-5 ●大前綾希子(島津製作所)
■20歳の光崎が約3時間に及ぶ熱戦を制した。密度の濃いラリーの連続だった。大前のハードヒットを光崎が拾い、逆襲に転じる。打ち合いで押され気味の光崎からダウン・ザ・ラインが放たれ、大前を驚かせる。大前も、相手の粘りに音を上げず、強打で攻めきる意地を見せたが、第1セットはタイブレークで光崎が奪った。
■だが、第2セットを失った光崎は、第3セットも0-3のピンチ。ここでトレーナーを呼び、痛めた腰の治療を受けた。このインターバルで、またも試合が動くのだ。「最後まであきらめず、コートに入れよう」。気持ちを入れ直した光崎に序盤のプレーが戻り、形勢逆転、全日本ではこれまで2戦2敗の光崎が、16年大会女王で第2シードの大前を倒し、準々決勝に駒を進めた。
■「納得するプレーができなかったが、しっかり最後の最後まで粘り、調子が悪いなりに次につなげられたのはよかった」と光崎。自己採点は「60点か70点」とやや辛口だった。目指したのは「コートの中に入ってガツンガツン攻める」プレーだが、「相手の球に押され、粘ることしかできなかった」。ときおり決めたダウン・ザ・ラインも、相手のボールに押されて「流した」結果だと打ち明けた。
■採点が辛いのは目指す地点が高いからだ。今季は3カ月近く欧州を転戦し、ダブルスでITFツアーを制しただけでなく、シングルスでも後半勝ち星が増え、「すごく良い経験ができた」。自信を得て迎えた全日本選手権。この3回戦も「第2シード、強い選手とは思わず、自信を持って戦おう」と臨んだ。ベスト8は通過点、目指すは「単複優勝」だという。あとで行われたダブルスでも勝ち、4強入りを決めた。
(日本テニス協会広報部)
本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから! http://www.jta-tennis.or.jp/tennisfan/tabid/105/Default.aspx
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