The 99th All Japan Tennis Championships
三菱電機ビルソリューションズ 全日本テニス選手権99th
【女子シングルス準々決勝】 〇川村茉那(フジキン)6-1、6-1 ●坂詰姫野(橋本総業ホールディングス)
■ともに20歳の2人は、ジュニア時代から競い合ってきた仲。全日本ジュニアなどジュニアの大会では4度対戦して、4連勝と坂詰が一歩リードしていた。ただ、全日本という大舞台の対戦では、今季に入って好成績を残す川村がその成長ぶりを披露した。
■勝負所は第1セット第3ゲームだった。1-1からの坂詰のサービス。互いに譲らぬ打ち合いで、もつれたゲームは7度デュースを繰り返した。「坂詰選手はカウンターが上手なので、相手のペースに惑わされず、まずは強打に耐えて、ループボールも混ぜていった」と言う川村が、ラリーに変化を加えると、相手のリズムが乱れてミスが増えた。このゲームを川村がブレークすると、試合の流れは一気に川村に傾いた。
■コロナ禍で海外遠征が難しかった昨年、川村は「ほとんど大会に行かないで、駆け引きの練習をしていた」という。それが今夏の欧州遠征で成果につながった。「自分はショットで押せるタイプではないのが、欧州の強い選手の強打に耐えて、どう自分のペースに持っていくかが出来るようになった」。8月末にイタリアの賞金1万5000ドルのITF大会で初めて優勝すると、その後のチェコの6万ドル大会で予選を突破、同じチェコの2万5000ドル大会では予選から挑んで準決勝に進出した。
■「イタリアの大会の優勝は自信になった。この大会ではストロークの感覚は良くなかったが、競った試合で、最後はメンタルというところで勝てたのは良かった」。今年8月に900位台だった世界ランクは、この2か月で500位台に急上昇して、初めて出場した全日本では第7シードがついた。
■初出場でベスト4入りを決めた川村は、「すごくうれしい。優勝を目指してやってきたが、初戦からあまりコンディションが良くなかった。試合をやりながら調子をつかめて良かった」と笑顔だった。
(日本テニス協会広報部)
本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから! http://www.jta-tennis.or.jp/tennisfan/tabid/105/Default.aspx
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