The 99th All Japan Tennis Championships

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全日本テニス選手権99th

  2024年10月4日(金)~13日(日)(予選:10月2日(水)~)

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【2023/11/3】西郷里奈は伊藤あおいをフルセットで振り切る

【2023/11/3】西郷里奈は伊藤あおいをフルセットで振り切る

[女子シングルス準決勝]
○西郷里奈(東急スポーツシステム) 4-6,6-3,6-3 ●伊藤あおい(SBCメディカルグループ)

■相手が変幻自在のプレーをしてくることは西郷も想定していた。だが、実際にネットを挟んで打ち合うと「自分の予想を超えるようなプレー」が多く、戸惑う場面も多かった。フォアハンドはスライス主体でムーンボールもまぜ、バックハンドはトップスピンと、弾道や球種に変化をつけてきた。サーブ&ボレーはじめ、ネットで仕留めるプレーも多かった。

■何をしてくるか、予測不能のプレースタイル。しかも、ミスをすれば落胆の表情を隠さず、ロングラリーで失点すれば疲労困憊のボディランゲージを見せ、と自然体というか天真爛漫の試合態度だ。「私の心を操ってくる」と表現したように、西郷にしてみれば、終始、嫌な感じにとらわれながらのゲームになった。

■「相手に(精神的に)揺さぶられたり、気持ちで負けてしまったら、この試合は難しくなる」。西郷は心理戦に耐え抜く覚悟を決めた。また、体力勝負も想定し、「ファイナルセットになっても最後まで戦える体力はある」と自分に言い聞かせた。心技体の「技」の面では、「打ち抜くこと」をベースに、「耐えてラリーをする」「サイドを狙いすぎず内側で勝負する」ことを意識し、第2セット以降、ペースを握る。

■第3セットも5-1と大きくリード。だが、最後にもう一つ壁が待ち構えていた。勝利を意識して硬くなり、ダブルフォールトを連発、サービスゲームを落としてしまう。硬くなっているのが自分で分かった。それでも「ここで(サーブやショットを)入れにいったら後悔する。しっかり振り切っていかないと」。勇気を絞り出し、試合を締め、「100点とは言えないが、乗り越えられたのは良かった」と胸をなで下ろした。

■決勝では第1シードの加治遥(島津製作所)に挑む。「気持ちの面でも大人というか、、落ち着いてプレーしてくると思う。何か新しいことができるとは思ってないので、今までやってきた中で、しっかり、積極的なプレーをしていけたら」と「自分の強み」で勝負するつもりだ。

(日本テニス協会広報部)

本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから!
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