The 99th All Japan Tennis Championships

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全日本テニス選手権99th

  2024年10月4日(金)~13日(日)(予選:10月2日(水)~)

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【2024/10/6】筑波大3年の吉本菜月が第16シードの山崎郁美を破る

【2024/10/6】筑波大3年の吉本菜月が第16シードの山崎郁美を破る

【女子シングルス2回戦】
〇吉本菜月(筑波大) 6-3、6-3 ●山崎郁美(島津製作所)[16]

■ともに全日本学生のタイトルを持つ2人の対決は、23年女王の吉本が2学年上で22年優勝の山崎を強打で打ち破った。ラリーで吉本が主導権を握った。フォアの強打で山崎を振り回してポイントを重ね、第1セットは5-1、第2セットも3-0と2度のブレークで先行した。ただ、両セットともここから山崎に反撃された。嫌な流れに傾きかけたが、勝負どころで攻めのショットを貫いて、試合の流れを渡さなかった。「第2セットになって気が抜けたりすることがあるので、今回は集中を切らさずにやる。打てるところは打って、拾うところは拾う。気持ちは常に前にという意識でプレーした」と吉本は言う。

■大学2年だった昨年は全日本学生、全日本学生室内と学生のタイトルを独占したが、右ひじを痛めて今年6月に手術した。リハビリを積んで8月の関東学生リーグで復帰した。「だんだん良くなっているがまだ痛みは残っていて、あと少しという感じ」。回復具合を吉本はこう語った。

■今回の全日本は予選からの出場。「試合を重ねることで試合勘も戻ってきて、試合に出られることがすごく楽しい」という。体力面でまだ不安は残るが、吉本は久々の大きな大会を楽しんでいる。3回戦では第1シードの齋藤咲良(富士薬品)が待っている。「強いのは分かっているし、ボールの威力も比べものにならないと思う。勝つつもりで試合に臨んで、そこでいろいろ学んで自分もレベルアップできたらいい」。吉本は齋藤との対戦を心待ちにしている。

(日本テニス協会広報部)

本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから!
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