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【男子シングルス２回戦】
〇伊藤竜馬（興洋海運）　６－４、６－４　●齋藤惠佑（富士住建）

■３６歳の伊藤が第７シードの齋藤を相手に元世界６０位の貫録を示した。この大会で引退を決めている伊藤は「これが最後なので、まず自分のプレーを見せてから小技を使おうかなと。それでスライスを入れたりした」。強打のイメージがある伊藤だが、この日はラリーで緩急をつけ、巧打で齋藤を追い込んでミスを誘った。勝負どころでは強烈なサーブも決まった。「齋藤君は、今年、いいテニスをしているのはITF大会に参戦して見ていた。いいボールのとらえ方をして、ショットに威力もあるので、うまくそこを避けながら戦えた」。

■この日の齋藤は第７シード。３回戦以降もシード勢との対戦が見込まれる。「今日はワクワクしていた自分がいた。これからはシード選手と当たる機会が増えるので、より伸び伸びできると思う。いいプレーを見せていきたい」と話した伊藤。「シングルスは（試合が）１日空くので、そこでできるだけのケアをして体を１００％の状態に戻したい。こういうパフォーマンスができれば、よりチャンスは来るのかな、とは思う。まずは一戦一戦乗り越えて次を考える感じで戦っていきたい」。一戦一戦の先には３度目の天皇杯が待っている。

（日本テニス協会広報部）

本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから！
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