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【女子シングルス２回戦】
〇西郷里奈（東急スポーツシステム）　６－７（８）、７－６（５）、６－２　●小堀桃子（橋本総業ホールディングス）

■前回大会準優勝で第５シードの西郷が土壇場から逆転勝ちした。第１セットは先行しながら追いつかれ、タイブレークでセットポイントを握りながらも小堀に屈した。第２セットは２度サーブを破られ、２－５と追い詰められた。この時、西郷は「正直、負けるかもしれないという気持ちもあった」という一方で、「まだ勝てるチャンスがある。ここから追い上げる体力もあるとも思えた」という。

■開き直った西郷にミスが減り、反対に勝ちが見えてきた小堀に硬さが出たのかミスが増えた。２－５からブレーク２つを返して追いつくと、タイブレークの末に西郷が第２セットを奪い返した。どのポイントも激しいラリー戦となり、相手を走らせるショットの応酬で体力勝負の様相も帯びていた。最終セットは、途中で小堀がメディカルタイムアウトを取った。そこからはショートポイントを狙った小堀が強引な攻めでミスを重ね、最後は一方的な流れになった。「ギリギリでしたが、まだ勝てるという気持ちを持って挑んでいけたのが良かった」。西郷が「死闘」を振り返った。

■前回は決勝で敗れた西郷だが、「今年は優勝したいという気持ちで挑むのは違うなと思っている」という。「今回はもう１度チャレンジしようと思って出場を決めた。優勝だけにとらわれず、１試合ずつ自分のプレーを上げていく気持ちでいきたい」。厳しい立ち上がりになったが、２３歳の再チャレンジが始まった。

（日本テニス協会広報部）

本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから！
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