The 99th All Japan Tennis Championships

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三菱電機ビルソリューションズ
全日本テニス選手権99th

  2024年10月4日(金)~13日(日)(予選:10月2日(水)~)

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【2024/10/8】第1シードの齋藤咲良はストレート勝ちで8強入り

【2024/10/8】第1シードの齋藤咲良はストレート勝ちで8強入り

[女子シングルス3回戦]
○齋藤咲良(富士薬品) 6-4,6-2 ●吉本菜月(筑波大学)

■予選とあわせて4試合に勝って3回戦に進出してきた吉本は波に乗っている。1、2回戦がBYEで3回戦から登場した第1シードの齋藤にとって、初戦の緊張を加味すれば、ここはかなりの難関と思われた。予想通り、ストローク戦は激しい打ち合いになった。「フォアハンドがすごく伸びてきて、押される状況もすごく多かった」と齋藤。積極的に前に入って打ち込む吉本の強打を、何もできずに見送る場面も少なくなかった。

■だが、サーブ力に差があった。ファーストサーブ時のポイント獲得率は齋藤が82%、吉本が56%と開きがあった。サーブはここ数カ月取り組んできた課題だが、威力が増したことに加え、この試合では「頭を使って、相手を崩せるように意識」したという。サーブとリターンの攻防で優位に立った齋藤が、僅差で第1セットを制した。第2セットは「落ち着いてプレーできた」と、終始主導権を握った。難しい初戦を乗り越え、「出だしから緊張したが、自分のやるべきことをやろうと思ってやった結果、ストレートで勝てて、とてもホッとしている」と振り返った。

■先週、18歳になったばかりの若い第1シードだ。今春、プロ転向。6月にフランスのITF W100で優勝するなど、ジュニアから一般への移行を成功させた。またたく間にランキングが上がり、現在の世界ランキングは165位。四大大会では全仏と全米で予選に出場した。世界の大舞台を目指す齋藤にしても、全日本選手権は「特別」だという。

■「奈良(くるみ)さんとか、伊達(公子)さん、杉山(愛)さんなど世界のトップで活躍した日本選手が必ず優勝している。優勝して、さらに強くなったと思うので、自分も初出場初優勝したいなって思います」とタイトルへの思いは強い。一方で「先を見すぎず、自分のやるべきことをやって、その先に、勝てたらいい」と一戦必勝を強調した。

(日本テニス協会広報部)

本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから!
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