The 99th All Japan Tennis Championships

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全日本テニス選手権99th

  2024年10月4日(金)~13日(日)(予選:10月2日(水)~)

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【2024/10/9】今村咲が光崎楓奈との打ち合いを制してベスト4進出

【2024/10/9】今村咲が光崎楓奈との打ち合いを制してベスト4進出

【女子シングルス準々決勝】
〇今村咲(EMシステムズ) 6-2、6-0 ●光崎楓奈(フリー)

■これまで2度の全日本はともに3回戦ではね返されてきた22歳の今村が、初めて3回戦の壁を突破すると、勢いに乗ってベスト4に進んだ。21年準優勝の光崎との対決は激しい打ち合いになったが、フォア、バックとも両手打ちから繰り出す粘り強いショットで快勝した。「最初から光崎さんが打ってきた。そこでスピード勝負をしては難しいかなと思い、ひたすらボールの深さとフォアを生かした展開を意識してプレーした」。光崎に一発のショットを決められる場面もあったが、しぶとく強打を打ち返して相手のミスを引き出した。光崎はこのセット、2度ブレークを許したが、最後のポイントはいずれもダブルフォルトと、自滅するような形で試合の流れを失った。

■今村を指導するのは中村藍子コーチ。今村と同じ両手打ちフォアの強打で世界47位までいった元トッププレーヤーだ。今はフットワークを改善して、フォアを生かしたプレーの強化に取り組んでいる。攻めだけでなく、押し込まれた時にも深いボールを安定して返せる守備面も意識しているという。その成果は今年初め、タイのITF大会で2週連続優勝という結果につながった。この試合でも光崎の攻めをはね返す原動力になった。「フットワークは自分の武器になる、なるところまで近づいているかなと思う」

■「全日本はプロをやらしてもらっている以上、一番取りたいタイトルです」と今村は言う。中村コーチは3度目の決勝でようやくタイトル獲得という苦しい経験。この大会で結果を求めがちになる今村にアドバイスをくれたという。「結果どうこうより、最後までコートに立って諦めない姿を見せることが(支えてくれる周囲への)恩返しにつながるよ」。今村は齋藤咲良(富士薬品)との準決勝でも最後まで諦めない姿勢を貫いてプレーするつもりだ。

(日本テニス協会広報部)

本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから!
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