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【2025/10/9】第5シードの清水綾乃は大学生の吉本菜月に逆転勝ち

【2025/10/9】第5シードの清水綾乃は大学生の吉本菜月に逆転勝ち

【女子シングルス準々決勝】
〇清水綾乃(Team LB)[5] 4-6、7-6(4)、6-3 ●吉本菜月(橋本総業)

■「疲れました。何で勝ったのか分かんないけど、勝ててよかった」。記者会見の冒頭で口にしたコメントが清水の偽らざる心境だろう。第1セットからフォアの強打で攻めてくる吉本に、清水が押され気味だった。「相手のフォアがすごく良かった。打ち合っている中で、私が少しずつ押されて、劣勢になって最後はポイントを取られる。自分から無理をしないといけないのでミスも出る」。第2セットも1-5とされた清水は、「自分のプレーが悪かったとは思わない。もうちょっとで負けるというところまでは、相手のプレーがものすごく良かった」と振り返った。

■第2セット中盤、清水の左足がつりそうだったという。「ファイナル4-4でつりそうならいいけど、4-6、1-5で足がつりそうというのはちょっと恥ずかしくて。とにかく1ゲームでも長くやろうとだけ考えてました」。一方の吉本は勝ちを意識したためか、ここから簡単なミスが急に増えてきた。清水が4ゲームを連取して追いつくと、そのままタイブレークで押し切った。第3セットは、フォアに本来の当たりが戻った吉本に第3ゲームをブレークされた。ただ、清水は「自分のサーブにそこまで自信は持っていない。リターンの方が得意なので、普通に1-2だなってプレーした」と冷静だった。第4ゲームでブレークバックすると、第6ゲームでこのセット2度目のブレークを果たし、そのまま逃げ切って大逆転劇を完成させた。

■清水は第2セット終了後、メディカルタイムアウトを取ってマッサージを受けた。「私、あまりつったことがなくて、こういう痛みがくるのは初めて。大会の1週間前まで、体調不良で2週間ほど家から出ない期間があったので、純粋に私の体力不足だと思う」と左足に起きた異変を推察する。多くの選手がいつも以上に緊張するという全日本だが、清水は「直前の体調の問題もあって勝てるとは思っていなかったので、ある意味気楽にプレーして、毎試合楽しんでいる」という。2018年に全日本を制しているので「タイトルにそこまで執着はない。賞金を稼げたらいいなと思っているので、それがいい具合に試合に出ているかな」。全日本での清水の連勝は「8」に伸びた。この連勝が2ケタになると2度目のタイトルもついてくる。

(日本テニス協会)

本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから!
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