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【2018/9/15】日本が3連勝でワールドグループ残留を決める

【2018/9/15】日本が3連勝でワールドグループ残留を決める

[ダブルス]
○マクラクラン勉/内山靖崇 6-2,6-4,6-4 ●トミスラフ・ブルキッチ/ナルマン・ファティッチ

■全豪の男子ダブルス4強、ウィンブルドンで同8強のマクラクランと、ウィンブルドンで予選を突破して本戦に出場した内山靖崇が力を発揮し、一方的なゲーム展開になった。両ペアの実力には明らかな差があった。ブルキッチのダブルス世界ランキングは146位だがファティッチは838位で、ペアのプレーは安定感に欠けた。日本ペアは第1、第2セットは序盤に相手のサービスゲームをブレーク、競り合いになった第3セットも3-3からファティッチのサーブを破った。

■ボスニア・ヘルツェゴビナのブルキッチ選手兼任監督は「キーはサーブだった」と振り返った。「ファーストサーブの確率が十分でなく、どのセットも先にブレークを許した。相手はブレークするとどんどんプレーが良くなった」。セットごとのファーストサーブの確率は53%、81%、46%と大きく変動し、ゲーム運びが安定しなかった。代役として出場したファティッチは「日本はサーブがよく、確率も高かった。そこに差があった」と話した。日本ペアは60%台の確率を保ち、7度あった相手のブレークポイントをすべてしのぐ粘り強さも発揮、流れを手放さなかった。

■メンバー変更についてブルキッチ兼任監督は「難しい決断だった」と断った上で「ミルジャ・バシッチが単、複、単と3日連続の試合になるのはタフ」と理由を明かした。本来、単複で軸になるはずだったダミル・ジュムールは故障で来日できず、「ナンバーワンがいれば別の展開もあり得た」と本音も漏れた。

■内山は「相手のメンバー変更に驚いた。一人の選手(ファティッチ)はまったく情報がなかったが、自分たちがやるべきプレーをやろうと話して試合に入り、最初からコントロールできた。サービスゲームを落とさず、内容もよかった」と満足そうに話した。岩渕聡監督は「ダブルスは一気に流れが変わることがある。そうさせないように(サービスゲームで)0-40、15-40になってもよくキープした」と選手の勝負強さを強調した。

■マクラクランは「すごくうれしい。絶対勝てると思った試合だったが、ちょっと緊張した。大切なところで良いプレーが出た」と、出場3試合目でつかんだデ杯初勝利を喜んだ。

【両チーム監督のコメント】
■日本の岩渕聡監督「各選手が良さを出して、内容的にも良かった。素晴らしい戦いになった。明日のシングルスは綿貫陽介で行くことを決めている。西岡のケガがあったので彼にはぎりぎりまで準備してもらったので、状態はいい。デ杯のデビュー戦になるが、今後につながる試合にして欲しい」

■ボスニア・ヘルツェゴビナのブルキッチ兼任監督「(ダブルスは)日本のファーストサーブの確率が良かった。自分たちは1、2セットとも先にブレークされて、チャンスを見いだせなかった。我々は若いチームなので、全体的には良い経験になったと思う」

【デ杯の新フォーマット】
■来年スタートするデ杯ファイナル(11月開催)は、18か国が一堂に会して、1週間をかけて優勝を争う。ファイナルには、予選枠の12か国、前年の上位4か国(準決勝進出チーム)、推薦枠の2か国が出場する。

■ファイナル予選はこの予選枠を争うもの。ワールドグループプレーオフの勝者(12か国)と、過去4年間のデ杯の成績で算出するデ杯ランキングに基づき、アジア/オセアニア(3枠)、欧州/アフリカ(6枠)、アメリカ(3枠)各ゾーンから選出されたチームが対戦する。ファイナル予選は、ホームアンドアウェー方式で行われる。

■また、来年からデ杯はシングルス、ダブルスとも3セットマッチとなり、ファイナル予選はシングルス4試合、ダブルス1試合を2日間で、ファイナルの各対戦はシングルス2試合、ダブルス1試合を1日で実施する。

■各ゾーンからファイナル予選に出場する国をデ杯ランキングで選出するのは来年だけの特例。来年のファイナル予選の敗者は、9月の各ゾーン決勝に回り、その勝者が翌年のファイナル予選に進む。

(広報委員会)

本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから!
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