【デビスカップ by Rakuten ファイナル予選 日本-エクアドル 組み合わせ抽選】
■デビスカップ by Rakuten ファイナル予選は、6日の開幕を前に神戸市内で組み合わせ抽選会を行った。日本はシングルスに内山靖崇(シングルス世界ランキング90位)と添田豪(同117位)を起用、エクアドルは第1シングルスにエミリオ・ゴメス(151位)、第2シングルスにロベルト・キロス(276位)を登録した。6日の開幕試合では添田とゴメスが対戦する。ダブルスは日本の内山(ダブルス世界ランク431位)、マクラクラン勉(同58位)組とエクアドルのゴンサロ・エスコバル(同69位)、ディエゴ・イダルゴ(同257位)組の対戦となった。錦織圭(シングルス31位)は単複の登録から外れた。
■岩渕監督は選手起用について「いつも以上に難しかった」と明かした。当初、メンバーに入っていた西岡良仁(同48位)は、コロナウイルス感染の影響を考え、早めに米国に入って次の大会に備えたいとして代表を外れた。他の選手も、感染が広がる日本に滞在することが個人戦のスケジュールに響く可能性があり、不安をかかえてのデ杯戦となる。岩渕監督は「選手と話し合い、(それでも)デビスカップで戦いたいという気持ちを持った選手が集まってくれた。西岡はいないが、自信を持ってエクアドルに挑みたい」と語った。
■単複にエントリーされた内山は「まず、シングルスを全力で戦う。3セットマッチなのでそこまで体の負担はない。デ杯はいつも以上にエネルギーが出るので疲労が出ることが考えられるが、1試合ずつ、1ポイントずつ全力を出し、体力が尽きたら頼もしい若手がいる、くらいの気持ちで戦いたい」と全力投球を誓った。
■チームの初戦に登場する添田は「チームに勢いをつける重要な試合。最初の1ポイントから良い状態で迎えられるように準備したい」と落ち着いて話した。西岡に代わって急きょメンバー入りした綿貫陽介(同219位)は「何があってもいいように準備し、出たら勝ちます」と、強気に話した。
■対戦は無観客で行われるが、ダブルスに出場するマクラクランは「大変なときだが、デ杯ができるのはラッキー。お客さんはいなくてもチームのサポートがいいので頑張ります」と話した。添田は「僕らは無観客みたいな試合を(アジアのチャレンジャーなどで)何度もしてきたので、違和感はないと思う」と笑いを誘い、「チームや選手の声援が聞こえると思う。チームが一丸となれる」と続けた。内山は「無観客でも開催されることに感謝している。チームとしてしっかり結果を出すことが、会場で観戦を予定していた方々へのお返しになる」と強い意気込みを見せた。
■錦織は自身のコンディションについて「ひじはだいぶ直ってきている。まだ体調面がマックスではないので、もうちょっと体を鍛えて自信がついてから臨もうと思っている。ひじの痛みはないし、もうちょっとだと思う」と説明した。
■エクアドルのラウル・ビベル監督は「けがをしている錦織は欠場の可能性も予測していた。西岡に関しては驚きだった。しかし、二人が抜けても日本は層が厚く、ほかのプレーヤーも素晴らしいので、難しい対戦になる」と慎重に見通しを語った。チーム最年長の31歳エスコバルは無観客試合について「無観客で試合をするのはある意味、公平というかイーブンな状況でプレーできる。いずれにしても、チームは一致団結しているので、いい結果を残せると信じている」と話した。
■この対戦の勝利チームは11月にスペイン・マドリードで行われるデビスカップ・ファイナルに進出する。敗者は21年のファイナル予選進出を懸けて9月のワールドグループ1部に臨む。
【第1日 3月6日(金)】
第1試合 添田豪 - エミリオ・ゴメス
第2試合 内山靖崇 - ロベルト・キロス
【第2日 3月7日(土)】
第3試合 マクラクラン勉/内山靖崇 - ゴンサロ・エスコバル/ディエゴ・イダルゴ
第4試合 内山靖崇 - エミリオ・ゴメス
第5試合 添田豪 - ロベルト・キロス
(広報委員会)
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