【デビスカップ by BNPパリバ 2015 ワールドグループ・プレーオフ コロンビア-日本】
デ杯ワールドグループ(WG)プレーオフ、コロンビア―日本戦(18~20日・ペレイラ)の組み合わせ抽選会が17日、会場のクラブ・カンペストレで行われ、抽選の結果、第1日のシングルス第1試合はダニエル太郎(エイブル)-サンティアゴ・ヒラルド、第2試合は錦織圭(日清食品)-アレハンドロ・ファジャの対戦と決まった。
■日本はシングルスにシングルス世界6位の錦織圭と、同124位のダニエル太郎を起用。ダニエルは、14年チェコ戦に続く2度目の起用となった。植田実監督は「高地で球が跳ねる。身長が必要だと感じた」と、西岡との2番手争いで、190センチと今代表最長身のダニエル起用の理由を明かした。
■コロンビアは、当初発表されたメンバーでは、2番手が同122位のアレハンドロ・ゴンサレスだった。しかし、抽選直前にファジャに変更された。植田監督は「ファジャの経験を買ったのだろう。しかし、どちらが来ても想定内だった」。錦織も「経験はファジャが上。ただ、スタイルはハードコートが好きなタイプ」と分析した。
■ダブルスには、日本は西岡良仁(ヨネックス)、内山靖崇(北日本物産)組を起用。2人は、味の素ナショナルトレーニングセンターで行った事前合宿で4日間ほど練習を積んだという。
■植田監督は「最終日の最後の試合は何が起きるか分からない。2日目を終えてリードしておきたい。それには初日の2試合がカギ」と、錦織はもちろんのことだが、ダニエルの勝利ももくろむ。ダブルスは、11年全仏準優勝の実績がある相手のフアンセバスティアン・カバル、ロベルト・ファラ組が有利だけに、初日に2勝を挙げれば大きく主導権を握れることになる。
■初の開幕戦となったダニエルだが「相手は僕より年上でランキングも上。僕にはプレッシャーはまったくない」と頼もしい。錦織も「体調も調子も問題ない」。8月の全米ではまさかの初戦敗退。ショックで、その後、一時、モチベーションが下がった。しかし、「練習で課題が見えた。それがモチベーションになって、今は問題ない」。
(広報委員会)