■デビスカップ by Rakuten ワールドグループ1部プレーオフ「日本-ポーランド」(4日~5日)のプレドロー会見が2日、会場のブルボンビーンズドーム(兵庫県三木市)で行われ、両チームの監督が意気込みを語った。初采配となる日本の添田豪監督は「ベストメンバーを揃えることができた。選手の調子もすごく良くて、自信がみなぎっている。今から試合が楽しみ」と話した。3日に抽選会が行われ、シングルス、ダブルスの出場選手と試合順が決まる。
■シングルス世界ランキング33位でチーム最上位、先の全豪では四大大会で初めて4回戦に進出した西岡良仁について添田監督は「より攻撃的なテニスになっている。トレーニングや食事、睡眠などにも意識が高くなった。すべてが噛み合ってるからパフォーマンスが上がってる」と信頼を口にした。全豪で西岡は4試合、綿貫陽介は予選を含めて5試合をこなしたが、「疲労は心配はしていない」と添田監督。「今は毎日、トレーニングしている。彼らの意識が数段、レベルが上がり、疲労があっても追い込めるメンタルになっている」と選手たちの貪欲さを褒めた。
■ポーランドのM.フィルステンベルク監督は、シングルス世界ランク10位で同国最上位のH.フルカチュについて「12月半ばからシリーズをスタートさせ、試合を重ねたために疲労が濃くなった」とチーム入りしなかった理由を明かした。同104位で2番手のK.マイクシャクは昨年、ドーピング検査陽性で出場停止処分を受けている。シングルス最上位はK.ズクの255位で、273位のD.ミハルスキが続く。二人についてフィルステンベルク監督は「とても若い(ズクが24歳、ミハルスキが23歳)が、今までにも勝利を上げており、期待している」と述べた。その上で、「デ杯では紙の上で強いとされる選手がいても、結果がそうなるとは限らない」と選手の奮起に期待した。
■日本代表は西岡(ダブルスは292位)、シングルス108位のダニエル太郎、同114位の綿貫、シングルス196位、ダブルス183位の内田海智、ダブルス79位のマクラクラン勉の5人。ポーランド代表はズク(ダブルスは391位)、ミハルスキに加え、シングルス383位、ダブルス759位の19歳、M.カスニコフスキ、ダブルス15位で全豪準優勝のJ.ジェリニスキ、ダブルス251位(元1位)のL.クボットの5選手。4日にシングルス2試合、5日にダブルス1試合とシングルス2試合を予定している。
(日本テニス協会広報部)
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