【2016/3/3】デ杯英国戦で錦織とダニエルが初日のシングルスに出場
【デビスカップ by BNPパリバ 2016 ワールドグループ1回戦 英国-日本】
■日本が前年王者の英国に挑戦するデビスカップ by BNPパリバ 2016 ワールドグループ(WG)1回戦、英国-日本(3月4日~6日・英国)戦の組み合わせ抽選会が3日、会場となるバーミンガムのバークレーカードアリーナで行われた。日本はシングルスに錦織圭(日清食品=世界ランク6位)とダニエル太郎(エイブル=同87位)、英国はアンディ・マリー(同2位)とこの日に選手交代でメンバー入りしたダニエル・エバンズ(同157位)を起用、第1日(4日)の第1試合はダニエル太郎とA・マリー、第2試合は錦織とエバンズの対戦に決まった。また、第2日(5日)のダブルスには日本が西岡良仁(ヨネックス)と内山靖崇(北日本物産)、英国がA・マリーの兄でダブルス世界2位のジェイミー・マリーと同32位のドミニク・イングロットをエントリーした。最終日の第1試合は錦織とA・マリー、第2試合はダニエルとエバンズの対戦となる。
■錦織はエバンズと1度だけ対戦がある。それがトップ10入りを目前にして錦織が調子を崩した2013年後半の全米オープンのこと。その時は予選を突破して出場したエバンズが、第11シードの錦織をストレートで破る番狂わせを演じている。抽選後の記者会見で錦織は「(交代した)カイル(・エドムンド)とは試合していないが、エバンズは多少知っているので、明確にプレーを準備できる」とする一方で、「1試合を通してコンシスタントに(安定して)プレーできるようになったのが以前との一番の違い」とエバンズ戦に自信を示した。また、開幕試合でA・マリーと対戦するダニエルは、「怖い気持ちもあるけど、楽しみな気持ちの方が大きい。第1試合というのはあまり気にしていない。僕的には最初の試合でよかった」と世界2位の強豪に挑む意気込みを話した。ダニエルとA・マリーは初対戦。錦織は「現状では日本がチャレンジャーなので、プレッシャーは相手より僕らの方が少ない。恐れずにプレーしたい」とチームの気持ちを話した。
■内山靖崇「ダブルスは相手が選手交代して、マリー兄弟になる可能性があるが、どちらが来ても自分のベストのパフォーマンスを出せる準備をしたい」
■西岡良仁「(ダブルスで出場した昨年の)コロンビア戦以上に今回のペアの方が強いが、全力でぶつかるだけ」
■植田実監督「これ以上ない対戦が実現した。選手が持っている力をどれだけ出せるか楽しみだ。少しでもワールドグループのあるべきスタンダードのチームになっていきたい」
【第1日】
[シングルス第1試合]
ダニエル太郎(シングルス87位)-アンディ・マリー(シングルス2位)
[シングルス第2試合]
錦織圭(シングルス6位)-ダニエル・エバンズ(シングルス157位)
【第2日】
[ダブルス]
西岡良仁(ダブルス426位)/内山靖崇(ダブルス317位)-
ジェイミー・マリー(ダブルス2位)/ドミニク・イングロット(ダブルス32位)
【第3日】
[シングルス第1試合]
錦織圭(シングルス6位)-アンディ・マリー(シングルス2位)
[シングルス第2試合]
ダニエル太郎(シングルス87位)-ダニエル・エバンズ(シングルス157位)
*世界ランクは2月29日付け。
※デビスカップは初日にシングルス2試合、第2日にダブルス、第3日に対戦相手を入れ替えてシングルス2試合を行い、3勝したチームの勝利です。第2日以降の出場選手は変更される場合があります。勝敗決定後の試合は3セットマッチに変更され、デ杯の規則に基づき打ち切りとなる場合もあります。
(広報委員会)
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