【第3シングルス】
〇西岡良仁(84位) 1-6、7-6(2)、6-4 ●ベンジャミン・ハッサン(152位)
■相手の一方的な流れで第1セットを落とした西岡だったが、そこから持ち味を発揮。第2セット、第3セットとも終盤に再三、好機を作った。第2セットは第10ゲームで2度のセットポイントをものにできなかったが、タイブレークは相手サーブですべてポイントを奪い圧倒。第3セットは4-4から相手サーブを破って、そのまま逃げ切った。
■西岡良仁「ダブルスは(綿貫)陽介がメンタル的につらいところからいい形でカムバックしてくれて、僕もそれに合わせていいプレーができた。2人でもぎ取ったダブルスだった。シングルスは想像より相手が良かった。第2セット中盤までミスがほとんど無くいいプレーが続いた。苦しいかと思っていたが、途中で崩れるのは分かっていた。崩れた瞬間を見逃さず、(第2セットの)タイブレークからは実力の差を見せつけることができた。チャンスがありながら取れない流れだったが、最終的にもぎ取っていけたので満足できるテニスだった」
■綿貫陽介「昨日のシングルスで敗れた悔しさがあったので、気合を入れていけた試合だった。気持ちの部分が大きかった。2人で耐え忍ぶ場面が多かったが、何とか勝ちをもぎ取ることができた。自分にとっても今年の初勝利だったので、すごく良かった」
■添田豪監督「紙一重の試合が続いた。昨日が終わった段階でダブルスのオーダーを選手と話して、西岡選手が『僕が行きます』と言ってくれた。ナンバー1の選手が出ることで、相手にプレッシャーを与えられるし、こっちにも勢いがつくと思い決断した。綿貫選手もシングルスの残念だった結果をうまく切り替えてくれた。西岡選手のシングルスは負ける寸前まで行ったが、経験と強さで逆転してくれた。(昨年のワールドグループ1部では)イスラエルに負けて悔しい思いをしたが、これで少し気持ちが晴れた」
(日本テニス協会広報部)
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