■9月14日~15日に東京・有明コロシアムで開催される2024デビスカップ・ワールドグループ1部、日本対コロンビアの日本代表メンバーが19日に発表された。西岡良仁(ミキハウス)、ダニエル太郎(エイブル)、望月慎太郎(木下グループ)、錦織圭(ユニクロ)、綿貫陽介(SBCメディカルグループ)の5選手。錦織は2020年のエクアドル戦(この時は出場せず)以来4年ぶりの選出で、出場すれば2016年9月に行われたウクライナ戦以来となる。イスラエル、レバノンとここ2対戦をアウエーで戦ってきた添田豪監督は、「デ杯に強い思いを持っている選手を選びたい気持ちがあり、この5人の選出になった。ようやくホームに戻って有明でできる。最高の舞台が整ったので、そのための準備をして臨みたい」と意気込みを語った。
■西岡、ダニエル、望月は世界ランクの上位3選手である意味順当な選出だったが、故障からの復帰途上にいる錦織と故障でツアーを離れている綿貫は意外性を伴った。リモートの記者会見では錦織と綿貫の選考について質問が出た。添田監督は「錦織は徐々に(本来の姿に)戻りつつある。必ずデ杯に戻ってくれるという僕の思いもある。どういう起用になるかは分からないが、パリ五輪や(ベスト8に入った)ナショナルバンク・オープン(カナダ)を見ていても、シングルス、ダブルスの両方で実力はあることを確認した」と説明した。
■また、今年2月を最後に試合から遠ざかっている綿貫については、「彼は日本でリハビリをして苦しい時間を過ごしていた。ただ、1月のレバノン戦ではシングルスで苦しい悔しい思いをして、次の日のダブルスでの活躍を見ている。デ杯への思いが強いのは分かっている。デ杯の前には復帰できる目途も立ちそうだということなので彼を選んだ」と添田監督は話した。
■コロンビア戦は9月14日にシングルス2試合、15日にダブルス1試合とシングルス2試合が予定され、先に3勝したチームが来年のデ杯ファイナル予選に進出する。日本とコロンビアは2013年と15年に対戦があり日本が連勝している。選手のノミネーション締め切りは9月3日で、その後は対戦前日の13日まで最大2人のメンバー変更が可能。
(日本テニス協会広報部)
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