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【2024/9/13】日本対コロンビア、シングルスとダブルスの組み合わせが決まる

【2024/9/13】日本対コロンビア、シングルスとダブルスの組み合わせが決まる

■14日、15日に東京・有明コロシアムで開催される男子国別対抗戦デビスカップ(デ杯)ワールドグループ1部、日本−コロンビアのドロー抽選式が13日に都内で行われ、シングルスとダブルスの組み合わせが決まった。14日のシングルス第1試合では西岡良仁(シングルス世界54位)とアドリア・ソリアノバレラ(単460位)が対戦、第2試合では錦織圭(単205位)がニコラス・メヒア(単237位)と対戦する。15日の第1試合となるダブルスには、日本が錦織/綿貫陽介(単338位、複453位)を、コロンビアがニコラス・バリエントス(複53位)/クリスティアン・ロドリゲス(複107位)をエントリーした。15日はダブルスに後に前日と対戦相手を代えて、西岡-メヒア、最終試合では錦織-ソリアノバレラのシングルス2試合が予定されている。この対戦で先に3勝した勝者は、25年のデ杯ファイナル予選に進出する。

■シングルス世界ランク54位と、日本チーム最上位、エースとしてシングルスに出場する西岡は「デビスカップへの思いは、代表メンバー入りした当初より今のほうが責任感も含めて大きくなっている。一番手を任され、初戦から1勝目を取って、いい形でつなぎたい」と意気込みを示した。8月の全米では1回戦で全身けいれんに襲われ途中棄権したが、「けがにつながらなかったので、コンディションは問題ない。日本でいい調整ができた。」と体調面での不安はない。

■錦織圭は単複に出場する予定だ。「なるべく早く(個人戦のランキングを)100位以内に戻すことが一番の目標」だが、「アジアシーズンで、ジャパンオープンもある。そこに向けていい試合ができれば」と添田豪監督の招集に応じた。シングルスでは2016年の英国戦以来8年半ぶりの出場になる。アンディ・マリーとフルセットの熱戦を演じ、惜敗、チームも1-3で敗れたアウェーでの戦いだった。

■プレーの調子とコンディションについて錦織は「1試合の中でまだばらつきがあるが、テニスはかなりいいので、だいぶ戻ってきたと感じている。(2週前、イタリアのチャレンジャーで途中棄権)体に多少不安は残るが、今は問題はない。明日の試合には全力で臨める」と断言した。

■錦織とペアを組んでダブルスに出場する綿貫は「言われた時は、緊張ではないけれど、(錦織が)日本の大将のような存在なので、負けられないという気持ちはあった」と明かした。それでも、蓄えた実力を披露し、8歳年長のパートナー錦織を「ビビらせたい」と若者らしい気概を見せた。添田監督は二人をダブルスに起用した狙いを「綿貫はレバノン戦のダブルスで貴重な1勝を上げた。相手のペアが強いので、綿貫の爆発力に懸けたい。だれがパートナーとして当てはまるかと考え、圭の力を借りたいと思った」と明かした。

■控えに回るダニエル太郎は「日本のトップのチームで過ごせる時間は本当に貴重だと思う。明日(初日)、応援できる力も100%ある。いい調子でいるので、もし何かあったら全然、試合に飛び込める」と声が掛かればいつでもプレーできる状態で対戦に備える。望月慎太郎は「デビスカップは大好きな時間なので、とにかく楽しんで、2日目は何があるか分からないので、自分のできる最高の準備をしたい」と、ダニエル同様、臨戦態勢で開幕を迎える。

■添田監督はシングルスの起用について「西岡は、文句なく彼のチームであり、何がなんでも出ると最初から決まっていた。太郎と慎太郎、陽介もナンバー2シングルスに考えたが、今の調子などを総合的に見て圭を選んだ」と明かした。また、直近2戦はアウェーで、厳しい環境での試合を強いられたこともあり、「有明でできる喜びを感じながら、試合は勝ちに行きたい」と語った。これに続けて、「選手は準備ができている。楽しみにしていてください」とファンに向けて力強いメッセージを発した。

■試合はコロシアムの開閉式屋根を開けた状態で行う予定だ。残暑が厳しく、高温、高湿の環境下の試合が想定される。勝敗を左右する要因の一つになる可能性もある。錦織は「対策をしっかりとらないと危ない」と警戒。西岡は「スタッフの方々にも対策を考えてもらい、やっている。しっかり戦えると思う」と自信を見せた。

■コロンビアのアレハンドロ・ファジャ監督は「錦織が出てくることは予想していた。彼は非常にいい選手で経験もある。我々は100%の力を出して戦わなければいけないが、準備はできている」と話した。一方で、東京の猛暑については「この暑さが勝敗を分ける要因の一つになると思う。(14日の第1試合が始まる)午後2時と午後4時では気温に相当違いが出て、ボールのスピードにも影響を与えるのではないか」と指摘した。シングルス・ナンバー1でプレーするメヒアは14日に錦織と対戦するが、「自分のベストを尽くすことが大切だ。結果は良いか悪いかどちらかになるが、自分ができることはベストを尽くすことだけと考えて試合に向かいたい」。西岡と当たるソリアノバレラは「ドローを見て一層興奮してきた。自分としてはベストを尽くして、チャンスが来たらそれを生かすプレーをしたい。いいメンタルで対戦に臨むことができると思う」と意気込みを語った。

■ダブルスのロドリゲス/バリエントスは、ロドリゲスが今年3月に69位、バリエントスが4月に47位と自己最高位をマークした強敵。世界ランクでは錦織/綿貫を上回るだけに、バリエントスは「タフな対戦相手だが準備はできている。我々が望む結果になればいいと思っている」とコメント。ロドリゲスは「相手が綿貫選手と錦織選手のペアになったが、我々は自信があるということを伝えておきたい」と自信をのぞかせた。

(日本テニス協会広報部)

本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから!
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