■来年1月31日~2月1日に兵庫県三木市のブルボンビーンズドームで開催されるデビスカップ・ファイナル予選1回戦、日本対英国の日本代表メンバーが25日に発表された。メンバーは西岡良仁(ミキハウス)、ダニエル太郎(エイブル)、錦織圭(ユニクロ)、綿貫陽介(SBCメディカルグループ)、柚木武(イカイ)の5選手。西岡、ダニエル、錦織、綿貫は今年9月のワールドグループ1部、コロンビア戦に続く起用で、26歳の柚木は初の代表選出。
■添田豪監督は「西岡にはエースとして頑張ってほしい。ダニエルはいることでほかのメンバーに安心感を与えてくれる。錦織はコロンビア戦で活躍してくれた。いろんな場面でチームにいい影響を与えてくれる。相手にとっては脅威になる。この3人に関しては言うことはない」とした上で、綿貫については「僕は彼の爆発力を買っている。シングルスでもダブルスでも相手にとって嫌な存在になる」と選考理由を説明。また5人目のメンバーにダブルスを専門とする柚木を選出したことについては「望月慎太郎(木下グループ)も考えたが、今後のダブルス強化も兼ねて、ダブルスで勢いのある柚木を選んだ」と話した。
■身長196センチの左利きで強力なサーブを武器にする柚木は、今年の全日本選手権男子ダブルスで渡邉聖太(橋本総業ホールディングス)と組んで初優勝。11月~12月に中国で行われた全豪オープンのワイルドカード・プレーオフ・男子ダブルスでも、渡邉とのペアで優勝して来年1月の全豪男子ダブルスの本戦出場権を獲得している。添田監督は「柚木は試合以外での取り組みでも意識を高く持っていて、それがレベルアップにつながっている。勝負強さもありデ杯で使ってみたいという気持ちになった」と語った。
■一方、添田監督は対戦相手の英国について、「ベストメンバーで来ればこちらがチャレンジする形になる。特にダブルスではランキングの高い選手がたくさんいる。ダブルスはこっちが頭を使わないといけない」とした。英国はシングルス・トップ100にJ.ドレーパー(15位)、C.ノリー(49位)、J.ファーンリ(99位)の3選手を擁し、ダブルスでは8選手がトップ100に入っている。ドレーパーはデ杯欠場を表明している。
■日本と英国は1931年と2016年の2度対戦があり、英国が連勝している。2016年の対戦では、第1日のシングルスで錦織とアンディ・マリーが勝って星を分けたが、日本は第2日のダブルスで敗れ、最終日シングルスのエース対決でも錦織がマリーにフルセットで惜敗して、対戦成績1-3で敗れている。
(日本テニス協会広報部)
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