【1月30日 組み合わせ抽選】
■男子国別対抗戦デビスカップ(デ杯)ファイナル予選1回戦、日本-英国は31日の開幕を控え、組み合わせ抽選式を行った。日本はシングルスに西岡良仁、錦織圭を起用、ダブルスは綿貫陽介とデ杯初出場となる柚木武がペアを組む。英国はヤン・チョインスキがチームを外れ、ジャイルズ・ハシー(単388位、複704位)を新たに登録した。開幕日の31日にはシングルス2試合を行う。
■組み合わせ抽選に続き両チームの選手、監督が記者会見を行った。日本のシングルス一番手西岡良仁(世界ランク67位)は「過去何回か、負けなしできている。テニスもかなりいい状況で豪州シーズンから入れているので、自信を持って最初の試合に臨みたい」と意気込みを語った。初日に対戦するハリスにかんしては「サーブが良く、ストロークの軌道が低くて、早い展開のテニスをする。動きはあまり良くないので、そこをつけるかどうか。一発でポイントを終わらせなかったら、かなりこっちに(流れが)寄ってくると思う」と戦いを展望した。
■錦織圭(70位)は、「準備もしっかりできて、今年のプレーもまあまあいいので、自信を持って臨みたい」と話した。77位のジェーコブ・ファーンリーとは昨年11月、ヘルシンキのチャレンジャーで当たり、ストレートで勝っている。「フォアでしっかり攻めれる選手。バックは、攻める感じではないが、しぶとさもある。サーブもいいので、アグレッシブに来られたら危なかったなという印象もあった。そこに気を付けてやりたい」と初戦を見据えた。
■ダブルスに出場する柚木(複144位)は「初めて代表に選出してもらい、ちょっと緊張もしているが、自分のやることをやりきると決めているので、突っ走りたい」と初々しくコメントした。ペアを組む綿貫(複1261位)は21年から5年連続の代表入りとなった。「優勝経験のあるイギリスとの対戦に選んでいただきうれしく思う。すごくいい雰囲気のチームなので、ムードメーカーとして頑張りたい」とやや控えめに抱負を述べた。
■控えに回った内山靖崇は、ダニエル太郎に代わって急きょ、代表入り。「ヨーロッパ遠征が始まったところで声を掛けていただいた。悩んだが、デ杯の大きさとともに、添田監督であることと錦織選手がメンバーに入っているのも参加を決める要因になった」と明かした。「シングルスもダブルスも、声がかかったらいいパフォーマンスが出せるように準備できている。両方で準備できるのが自分の強みだと思う。しっかりサポートしながら、順番が来たら頑張りたい」と力強く語った。
■英国のエース、ファーンリーは初日の錦織との対戦について「(敗れた)ヘルシンキでは圭がとてもいいプレーをした。今回はできる限りアグレッシブにプレーすることが必要になる。相手も好調なので、難しい試合になる」と話した。また、英国のレオン・スミス監督は登録後にチームを外れたキャメロン・ノリー(単63位)について「本人のスケジュール上の判断」と明かした。
(日本テニス協会広報部)
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