[ダブルス]
●杉田祐一/内山靖崇 3-6,4-6,4-6 ○ピエールユーグ・エルベール/ニコラ・マユ
■ダブルス世界ランキングナンバー1、2のペアを相手に、杉田、内山のペアは食らいついた。二人とも動きにキレがあり、気合いの入ったプレーを見せたが、地力の差はひっくり返せず。内山は、「悔しいです。試合前から本気で勝てると思っていたし、勝つつもりでそれまで過ごしてきた。結果として、1セットも取れなかったのは悔しい」と、気持ちを吐き出すように言った。
■ストロークは少なく早い展開で、スコア上は競り合っていた。違いがあったのは、前日のシングルスと同様の点だった。「大事なところで、相手の方が一枚上手だった」と杉田。相手ペアの、流れを左右する場面でのプレーの引き出しの多さや精度の高さを認めた。第1セット、第2セットとも、フランスペアがたった1度のブレークポイントをものにしてセットを奪ったのに対し、日本ペアはいずれのセットも4度のブレークポイントを逃した。
■フランスペアは、2015年から本格的にツアーを転戦し、昨年のウィンブルドンなどを制している。35歳と経験豊富なマユは、10歳年下のエルベールにミスが続くと、簡単にポイントを取れるパターンを出すなど、立ち直りのきっかけを巧みにつくっていた。杉田と内山が組むのは、デ杯では初めてでツアーでも2013年に組んだのが最後と、コンビネーションの成熟度にも差があった。2人がこの試合、初めてブレークに成功したのが、第3セットの2-5と追い込まれた後では遅かった。
■錦織圭の欠場が大きく影響しているのは否めないとは言え、前日のシングルスを含めて3試合とも、1セットも奪うことができずにワールドグループ1回戦敗退が決定した。植田監督は「フランスの強さ、デ杯に懸ける意気込み、こちらに入ってからの練習(に対する姿勢)と、本当に隙のないデ杯だった。だからこそ、すべてを出して取り組んできたが、及ばなかった」と話した。
(広報委員会)