The 99th All Japan Tennis Championships
三菱電機ビルソリューションズ 全日本テニス選手権99th
[女子シングルス3回戦] ○秋田史帆(橋本総業ホールディングス)[16] 6-4,7-6(4) ●波形純理(伊予銀行)[2]
■雨のため、屋根を閉じたコロシアムでの一戦。決勝の経験がある実力者同士の対戦は、2年前に準優勝した秋田が、2007年準優勝の37歳、波形を接戦で振り切った。記者会見では「マジでとにかく必死だった」と話し始めた。「純理さんとも何回も試合をしてますけど、お互いがお互いを引き上げて、素晴らしい試合になった」と自画自賛したほど。
■堅実な波形と、力で押す秋田という展開。第1セットは、第3ゲームと第8ゲームがデュースを繰り返す長いゲームとなりながらキープが続き、緊張感が高まった。均衡が破れたのは、第9ゲーム。秋田がパワフルなストロークで押し込んで波形のミスを誘い、ブレークに成功した。続くゲームもストロークが冴え、セットを先取。第2セットは前半、波形が先にブレークしては秋田が追いつき、後半はキープが続いてタイブレークへ。秋田は時折、鋭いサーブで楽にポイントをとれたこと、またラリーで先に仕掛ける姿勢を続けることで相手に重圧をかけ、競り勝った。9月に拠点を荏原SSCに移し、コーチも変えたばかりで「環境が整っているところで練習を積めている。少し成果が出ている」と評価した。
■29歳は、2年前を振り返り、「あの時は大きなテーピングをして、動くのもいっぱいいっぱい。準優勝したけど、自分で勝ち取って決勝にいった感じではなかった。3回戦でこのクオリティの試合ができていることは、2年前の自分を超えているかなと思う」。左手首と左ひざの故障は治り、体の状態は悪くない。ベスト8入りを決めても「OP(オーダーオブプレー)しか見ていないし、先の相手が誰かも見ていない。それを今週はやり続けて、どこまでいけるか」と無欲を強調した。
(広報委員会)
本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから! http://www.jta-tennis.or.jp/tennisfan/tabid/105/Default.aspx 「日本テニス協会公式ブログ」はこちらから! http://jta.blog.so-net.ne.jp/
LIST
お問い合わせは日本テニス協会まで お問い合わせページ
ページトップへ
本サイトで使用している画像・テキスト・データ等すべてにおいて無断転載、使用を禁じます。
公益財団法人日本テニス協会〒160-0013 東京都新宿区霞ヶ丘町4-2Japan Sport Olympic Square 7階
COPYRIGHT(C) 2000 - 2024 ALL RIGHTS RESERVED BY JAPAN TENNIS ASSOCIATION SINCE OCT. 2000