The 99th All Japan Tennis Championships
三菱電機ビルソリューションズ 全日本テニス選手権99th
[男子シングルス準決勝] ○今村昌倫(慶應義塾大学) 3-6,6-2,6-3 ●山崎純平(日清紡ホールディングス)
■対戦成績は山崎の3勝0敗、昨年の全日本選手権では3回戦で当たり、山崎が6-3,6-1と快勝した。今大会は山崎が第8シード、ナショナルチーム・男子ユースチーム大学生強化メンバーの今村はワイルドカード(主催者推薦)での出場だ。世界ランキングを見れば、プロ6年目の山崎が497位、プロ大会への出場機会が少ない今村は1506位と大差がついている。しかし、ラリーが始まればランキングや実績の差、立場の違いは関係なかった。互いにロングラリーは苦にしない。守備から攻撃へ大胆に切り替えていくところも似ている。しかし、この試合では今村がより積極的に攻めた。
■本領を発揮したのは第2セットから。「第1セットは相手に付き合ってしまった。粘り強い相手で、我慢できずに崩れてしまった。第2セットから前に入り、積極的にプレーした」と今村。無理をせず、しのぐところはしのぎ、独特の柔らかさを生かしたグラウンドストロークとネットプレーで相手の守りを崩した。積極的なプレーを「貫き通せた」という今村の、見事な逆転勝ちだった。
■初優勝のチャンス、と意欲込んだ山崎だったが、武器の一つであるサーブが不発で、キープに苦しんだ。昨年の8強から一つ階段を上がったものの「目標は優勝だったので、収穫よりくやしい気持ちの方が大きい」と唇を噛んだ。
■大学生としては16年ぶりとなる決勝進出を決め、「学生はベスト4より上には行けていないと言われていたので、ここは勝ちたいという意識はあった」と今村。昨年、全日本学生、全日本学生室内の2冠に輝き、来年の卒業後にはプロに転向する意向だ。「大学生として」の勲章は単なる通過点。自身のプレースタイルを信じ、初栄冠を取りにいく。
(広報委員会)
本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから! http://www.jta-tennis.or.jp/tennisfan/tabid/105/Default.aspx 「日本テニス協会公式ブログ」はこちらから! http://jta.blog.so-net.ne.jp/
LIST
お問い合わせは日本テニス協会まで お問い合わせページ
ページトップへ
本サイトで使用している画像・テキスト・データ等すべてにおいて無断転載、使用を禁じます。
公益財団法人日本テニス協会〒160-0013 東京都新宿区霞ヶ丘町4-2Japan Sport Olympic Square 7階
COPYRIGHT(C) 2000 - 2024 ALL RIGHTS RESERVED BY JAPAN TENNIS ASSOCIATION SINCE OCT. 2000