The 99th All Japan Tennis Championships
三菱電機ビルソリューションズ 全日本テニス選手権99th
[女子シングルス2回戦] ○加治遥(島津製作所) 6-3,7-5 ●佐藤南帆(慶應義塾大学)
■第3シードの加治は対戦相手の佐藤を「大学テニスで成績を残している。両手打ちでしっかり打ってくる、展開してくるというイメージ」と警戒した。佐藤は19年ユニバーシアード・ナポリ大会の金メダリスト。同年の全日本学生でも単複で優勝している。今大会では実力者の澤柳璃子(リンクス・エステート)に快勝、2回戦に勝ち上がった。立ち上がりは、その佐藤がペースをつかみかけた。
■「初戦の緊張もあって、硬い入りで、ミスの多い試合になった」という加治は、最初のサービスゲームを落とし、0-2。だが、すぐにブレークバックに成功すると、その後も佐藤のサーブの不安定さにつけ込み、優位に立った。第2セットも佐藤が先行した。しかし加治は、2-4からのサービスゲームでブレークポイントをしのぎ、辛くもキープ。このゲームが分岐点になった。最後は佐藤のサービスゲームを続けてブレークした加治が、接戦を制した。
■「2セットで勝てたのはよかった」と加治。以前はラリーを続けてポイントを組み立てる丁寧さが持ち味だったが、この試合では早い攻めやボールの威力で押し込む場面が目立った。「ラリーで(組み立てて)というのもあるが、一球一球、自分がきっちりボールに入って、しっかり打つということを第一優先にしている」。コロナ禍で生じた練習期間にテニスを見直し、作り上げたプレーだ。「結構、ミスもあったし、相手のミスに助けられた部分も多かった」と不満も残るが、「きっちり入れたら、相手を追い込めた」と方向性の正しさは確認できた。
■全日本選手権では17年と19年に4強入りしている。第3シードで臨む今大会には優勝の期待がかかるが、「(優勝は)一つの目標として、目の前のことに集中していきたい」と一戦必勝の心構えで初栄冠に挑む。
(日本テニス協会広報部)
本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから! http://www.jta-tennis.or.jp/tennisfan/tabid/105/Default.aspx
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