The 99th All Japan Tennis Championships
三菱電機ビルソリューションズ 全日本テニス選手権99th
【男子シングルス3回戦】 〇今井慎太郎(イカイ) 4-6、6-2、6-4 ●斉藤貴史(橋本総業ホールディングス)
■第1セットは持ち味のネットプレーが影を潜め、4-5からのサービスゲームではダブルフォールト2本やフォアのミスなど自滅するような形で第3シードの今井がセットを失った。しかし、ここでトイレットブレークを取り、「相手にどんなプレーをやられても、自分のプレーを貫こう」と気持ちを切り替えた。第2セットからは強力なサーブが決まり始め、ラリーでも得意のフォアで展開して主導権を握った。別人のようなプレーでの逆転劇だった。
■「1試合目(2回戦)は自分の良さが出て終わったのに、今日は自分の納得いくプレーができなかった。これが全日本の怖さ」。今井は「独特の緊張感がある中で思い通りのプレーをするのは難しい。自分の思ったプレーが出来なくても、その中で出来るプレーを心掛けて、最後まで気持ちを崩さず出来たことが勝利につながった」と苦戦した3回戦を振り返った。
■男子ダブルスでは18~19年と連覇(20年はダブルスが開催されず)する今井だが、シングルスの方は今一つ。過去10回の出場で、ベスト8以上は前々回のベスト8と前回のベスト4の2回だけ。「シングルスは毎年いい状態で入れなくて、良くなってきてはいるが、自分のパフォーマンスを出せていない」と自覚している。
■今回は直前の欧州遠征で、ITF大会で2年ぶりの優勝を果たし、好調を持続して全日本に臨んでいる。だからこそこの試合で全日本の難しさを痛感した。「いい形で入ってもこうなってしまう。ただ、経験を積んで結果は出せてきている。自分のプレーをしっかり貫くことが目標になる。自分のプレーがしっかりできれば、優勝につながると信じている」。自らに言い聞かせるように今井が今大会の目標を語った。
(日本テニス協会広報部)
本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから! http://www.jta-tennis.or.jp/tennisfan/tabid/105/Default.aspx
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