The 99th All Japan Tennis Championships

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全日本テニス選手権99th

  2024年10月4日(金)~13日(日)(予選:10月2日(水)~)

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【2022/10/29】21歳の坂詰姫野が小堀桃子を下して初優勝

【2022/10/29】21歳の坂詰姫野が小堀桃子を下して初優勝

[女子シングルス決勝]
○坂詰姫野(橋本総業ホールディングス) 6-3,6-3 ●小堀桃子(橋本総業ホールディングス)

■第1セット、小堀にブレークを返され4-3になったあたりから、坂詰のギアが上がった。積極的に攻め、2度目のブレークで5-3として主導権を握った。第2セットは第3ゲームでブレークに成功、5-3と王手をかけたサービスゲームでは6度目のマッチポイントをものにした。小堀のバックハンドがベースラインを越えた瞬間、坂詰はコートに仰向けに転がって初優勝の喜びを爆発させた。

■変化に富んだ小堀のテニスをスピードとショットの威力で崩した。準決勝のあと坂詰は自分の長所について「動けること、中に入るスピードももちろん、外に走るスピードも持っている」と話した。その上で「中に入ってしっかり攻撃していく」のが、追い求める攻め方だ。決勝でも、まさしくこの形を実践した。

■コート上でのテレビのインタビューで、この夏の北米遠征で「体格の大きい選手に勝つ方法を見出すことができた」と話した。具体的には、ディフェンス、オフェンスの意図のはっきりとしたプレーをすること、そして、ショットの精度を高めることだ。今大会でも「そのへんはしっかり考えてやれた」と坂詰。この決勝で、また、今大会を通じて、攻守にメリハリをつけるプレーができたという自負がある。また、敗れた小堀が「(以前より)精度が上がった」と話したように、自他ともに認めるショットの精度を披露した。

■さらに、今大会で目立ったのは、フォアハンドでラリーを支配していくプレーだ。「フォアハンドに今大会は特に自信を持って臨んだ。しっかり最後までフォアハンドを軸にプレーできて、プレッシャーをかけられた」と胸を張る。全日本選手権は毎回、タイトルをねらって出場してきたが、「目指す所はここではない、一つの通過点」と明言している。より大きな目標はグランドスラム。だからこそ、このプレー内容で最後まで勝ち切れたことに大きな意味がある。

(日本テニス協会広報部)

本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから!
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