The 99th All Japan Tennis Championships

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全日本テニス選手権99th

  2024年10月4日(金)~13日(日)(予選:10月2日(水)~)

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【2023/10/30】関口周一は18歳の松岡隼をストレートで下す

【2023/10/30】関口周一は18歳の松岡隼をストレートで下す

[男子シングルス2回戦]
○関口周一(Team REC) 6-0,6-1 ●松岡隼(B6TC)

■今季限りでの引退を表明している第1シードの関口が、その実力を誇示するようなスコアと内容で初戦の2回戦を突破した。「自分のベストのテニスを毎ポイントやる、そのことだけ頭に叩き込んでプレーした」と、一分の隙も見せなかった。主催者推薦で出場し、2回戦に進出した18歳松岡の勢いをピタリと止めた。

■32歳、最新の世界ランクは539位だ。コンディション維持の困難さを実感し、引退を決意した。ロングラリーで体力を削りながらポイントを積み重ねるプレースタイル。「1週間(1大会)は高いレベルでプレーできる」が、3週4週は続かない、するとランキングを上げるのは難しい。その事実に直面し、「いいプレーができるうちに退き」、コーチとしてテニスにかかわると決めた。

■松岡とは拠点を同じくする練習仲間で、大会前にも連日、一緒に練習したという。引退後にはコーチとしてこの選手を指導する予定だ。「(今後)言うことを聞かせるために勝った」と笑わせたが、全日本選手権で、またプロツアーで勝っていくために必要なものを、ショットと動きで後輩に示した。

■昨年の準優勝が全日本選手権の最高成績で、ほかにベスト4が3度。タイトルへの思いはだれより強いだろう。「プロになるとき目標にしていたのが全日本のタイトルとグランドスラムの予選(出場)だった。まだ何もできていないので、なにくそ、という気持ち、なにがなんでもという気持ちもある」と関口。一方で、残された時間を楽しみたいし、「いろんな人への感謝」もプレーに込めたい。「何かのためにやる、何か背負ってやるっていうのは、全日本を取るためには大切なことだと思う」。すべての思いを力にして、最後の全日本選手権に挑んでいる。

(日本テニス協会広報部)

本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから!
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