The 99th All Japan Tennis Championships

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三菱電機ビルソリューションズ
全日本テニス選手権99th

  2024年10月4日(金)~13日(日)(予選:10月2日(水)~)

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【2023/11/1】磯村志が第1シードの関口周一を破る

【2023/11/1】磯村志が第1シードの関口周一を破る

[男子シングルス3回戦]
○磯村志(やすいそ庭球部) 6-4,6-4 ●関口周一(Team REC)

■引退を表明していた関口の最後の試合は4-6,4-6の完敗だった。「自分が一番いいときにやっていたことを逆にやられてしまった」と関口。相手の嫌がるプレーを次々繰り出し、ロングラリーでポイントをもぎ取る、そんなファイター型選手の理想を実現したのは、第1シードの関口ではなく、世界ランク801位、20歳の磯村だった。

■関口の得意パターンの一つがフォアハンドの逆クロスからの展開だが、これを完璧に封じられた。磯村のコツンとインパクトするバックハンドにはミスがなく、前に入って打ち込むウイニングショットに決定力があった。球脚が速く、ボールが高く跳ねないコロシアムのコートも磯村によく合っていた。そのプレーについて関口は「バックのディフェンスが多分好きで、カウンターっぽいのが飛んでくる。(弾道が)低くて、次が打てない。ミスヒットも少ないので、なかなか(展開が)作れなかった」とお手上げの様子だった。

■会心のプレーで第1シードを倒した磯村は「たくさん良かった点があった。サーブのフリーポイントも多く、リターンもセカンドサーブでは積極的に前に入って攻撃できた。フォアハンドはエッグボールで相手の高い打点のところに集め、浅いボールがあったら前に入ったり、ドロップショットを打ったり、しっかりできた」。100点満点のプレーに、関口も「参りましたという感じです」と苦笑するしかなかった。


関口周一が敗退。現役生活を終える

■プロになるときからの目標だった全日本のタイトルにはとうとう縁がなかった。ただ、今大会開幕前に思っていたように、「楽しむ気持ち」と「いろんな人への感謝の気持ち」をプレーに込めることはできた。「一所懸命やることがそこにつながると思う。ショットが入らなかったから、負けたから一所懸命やってないとか、そういうことではないと思う。僕なりには一所懸命できた」と関口は胸を張った。

■試合後、コートでのインタビューで「テニスを選び、テニスをできたことが幸せだった」と話した。「人との巡り合いにすごく恵まれ、いろんな人が助けてくれた。それで何とか去年は全日本のタイトルに届きそうだったし、一所懸命やり続けられたのもその方たちのおかげだと思っている。幸せだったなと思う」。関口は、全力でやり切った者だけが味わえる歓喜の中にいた。

(日本テニス協会広報部)

本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから!
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