The 99th All Japan Tennis Championships

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全日本テニス選手権99th

  2024年10月4日(金)~13日(日)(予選:10月2日(水)~)

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【2016/10/29】第3シードの大前綾希子が第12シードの今西美晴を下して初優勝

【2016/10/29】第3シードの大前綾希子が第12シードの今西美晴を下して初優勝

[女子シングルス決勝]
〇大前綾希子(島津製作所)6-4,6-4 ●今西美晴(島津製作所)

■同じ京都生まれの同学年で7,8歳ごろから知っているという2人が、全日本の決勝という大舞台で顔を合わせた。大前は「わくわくとうれしさがいっぱい」だったというが、立ち上がりは硬さが傍目にもはっきりとわかるほどだった。3年前にも決勝を経験している今西の手堅いストロークを前に、強打のミスが目立った。

■1-4と簡単にリードを許すと、「今西選手の(プレーの)テンポがよくて、彼女のペースだった。自分が攻めなきゃと思った」。思い切りのいいフォアを軸にしたプレーを徐々に発揮し、キープできたことで流れを変えた。相手の深いボールをしっかりつなぎ、好機と見れば両サイドへ攻める。5ゲーム連取の逆転でセットをものにした。第2セットも0-4と同様の展開になったが、「無我夢中だった。最後まであきらめない気持ちだけは強い」と大前。球威で押し込み、左右に振ってラリーの主導権を取り戻し、追い上げられて焦りの見える今西から6ゲームを連取した。

■全日本ジュニアなどのタイトルを取ってきた23歳は、格別な優勝が決まるとコートにしゃがみ込んで泣いた。「ここまで来るのにいっぱい迷惑を掛けたので、ちょっとだけ恩返しができたと思って…」。コーチやトレーナー、両親や親友も見守った。昨年、骨折で戦列を離れた辛い時期にも励まし合ったのが、この日の試合相手。悔し涙を流していた今西とネットをはさんで、しっかりと抱き合った。大前はコート上のインタビューで「今日は私が勝ちましたが、これからも切磋琢磨してグランドスラムに一緒に行けたらいい」と話した。世界ランキングは246位。賞金400万円も遠征費に充てるという。

■今西美晴の話 「リードした時にもう一つギアを上げて、中に入って打つ自分のプレーをしておくべきだった。最後は大前さんに勢いがあったので、うまく対応できなかった。負けた瞬間に、悔しすぎて泣いた。(2度目の準優勝で)意外に優勝させてもらえないな」

(広報委員会)

本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから!
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