ジャパンウイメンズオープン2022 / Japan Women’s Open Tennis 2022

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Japan Women's Open Tennis

       

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【2019/9/13】日比野菜緒は第1シードの謝淑薇を破る

【2019/9/13】日比野菜緒は第1シードの謝淑薇を破る

【シングルス準々決勝】
〇日比野菜緒(ブラス) 6-4、6-3 ●謝淑薇(中華台北)[1]

■謝淑薇のプレースタイルは独特だ。力感の感じられないフォームから繰り出されるショットは威力を感じさせない。だが正確にコースを突いてくる。フォア、バックとも両手うちだで、同じ構えからスライス、ドロップショットも交えて相手を幻惑する。ボールを追いかける姿にスピード感はなく、淡々とプレーする姿はやる気があるのかと、首をひねらせるが、読みがいいので簡単にポイントを取らせない。浅いショットが来ると攻めに転じ、積極的にネットプレーも仕掛けてくる。

■日比野はそんな相手のペースに惑わされずに、自分のプレーをすることに徹した。フラットなカウンターショットが得意な相手に高く弾むスピンボールを使った。攻め急がないで、しっかり組み立てていった。リターンでもウイナーを狙わず、じっくり打ち合ってチャンスが来るまで待った。攻められても粘り強く返球して、謝淑薇のミスを引き出した。

■第1セットは第5ゲームでブレークして、そのリードを守り切った。第2セットは序盤からブレーク合戦となった。日比野が第1ゲームをブレークすると、直後にブレークを返された。第5、第6ゲームも同様だった。日比野がゲームポイントは取るものの、あと1ポイントを取れなかった。日比野が「ブレークしても追いつかれて、一番しんどかった場面」と話した勝敗の分かれ目だった。3度目のブレークを果たした直の第8ゲームも、デュースにもつれた。しかし、ここでは大会に入って好調なサーブが決まり、サーブ2本でこのゲームをキープして、試合の流れを引き寄せた。

■「今日は7対3で守ったかなという感じ。もう少し自分から取りに行くポイントがあってもよかったと思う。それが次への反省点」。心は次戦に向いている。シングルスとダブルスでタイトルを持っている日比野だが、シングルスで準決勝に進むのは、2年前の中国の大会以来のことになる。

(広報委員会)

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