ジャパンウイメンズオープン2022 / Japan Women’s Open Tennis 2022

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【2019/9/15】日比野菜緒が土居美咲を破り、花キューピットオープン初優勝

【2019/9/15】日比野菜緒が土居美咲を破り、花キューピットオープン初優勝

【シングルス決勝】
〇日比野菜緒(ブラス) 6-3、6-2 ●土居美咲(ミキハウス)

■「準決勝と比べ物にならないほど緊張していた」という日比野。第1セットは第2、第4ゲームと連続でブレークされたが、「緊張するのは想定内で、何度かブレークされたが、ネガティブにならずにやれたのがよかった」。2度ともブレークされた直後にブレークバックして土居に流れを渡さなかった。「ブレークしたあたりから、緊張がほぐれて、自分の球が伸びているという感覚はあった」という。

■フラットな強打、スライス、スピンを効かせた弾むボール、スピードを抑えてコースを狙ったショット。様々なボールを交えてラリーで緩急をつけ、土居の好きなリズムで打たせなかった。足もよく動いて、土居が繰り出す強打を粘り強く返球していると、少しずつ相手にミスが増えてきた。第1セット第5ゲームから9ゲームを連取して、大きく勝利を引き寄せた。

■第2セットは第5ゲームで反撃してきた土居にブレークを許し、そのまま4-2と迫られたところが勝負所だった。ここでも日比野は落ち着いていた。続くサービスゲームでは強引な攻めに走らず、緩急をつけたショットで相手のリズムを崩し、スピンボールをベースライン際に打ち込んでミスを引き出した。「第2セットは4-0から、土居選手が一段ギアを上げてきたのが分かったので緊張したが、最後までスピンの効いたボールを打てた」と日比野は振り返った。

■「今回は自分で満足するプレーができた。メンタル面でもどうやって試合に入ればいいか学べた一週間だった。これを今後も継続していきたい」と日比野。この優勝で1年7か月ぶりにトップ100に返り咲く。

■立ち上がりの土居のプレーは悪くなかった。第2ゲームでは得意のフォアの強打で日比野のサーブを破り、先手を取った。しかし、第3ゲームでブレークを返され、流れをつかみ切れなかった。「サービスゲームをキープできなかったので、リズムがつかめなかった。日比野選手に粘られて、自分の形でポイントが取れず、あせりもでた」と土居。「安定したショットを使って、自分の形で攻めるのが理想だが、どちらもできていなかった」

■悔しさを隠さなかった土居だが、「1回戦は(相手にマッチポイントを握られる)厳しい試合だったし、その後も楽な試合はなかったが決勝まで来られたのはすごく良かった」と大会を総括した。「テニス選手なので、勝つこともあれば、負けることもある。この負けを次につなげていくしかない。一週間を戦い抜けたことはプラスにできる要素だと思う」と気持ちを切り替えていた。

(広報委員会)

本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから!
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