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【女子シングルス３回戦】
〇伊藤あおい（SBCメディカルグループ）　６－２、６－２　●小関みちか（橋本総業ホールディングス）

■変幻自在なプレー全開で、１９歳の伊藤が昨年に続く準々決勝進出を果たした。打ち合いではフォアのスライスや中ロブを交えてペースを変えた。ドロップショットも多用して、ラリー戦を展開しようという小関を前後に揺さぶった。サービスゲームだけでなく、リターンゲームでも再三ネットに出て相手にプレッシャーをかけ続けた。

■第１５シードだった昨年は、今と変わらぬ自在なプレーで上位シードを連破して、ベスト４に進出した。ただ、準決勝では優勝した坂詰姫野に２セットで２ゲームしか取れぬ完敗を喫した。「（昨年は）全体的に足りなかった。坂詰さんはスライスに対応してきた。ボールの精度もまだまだだった。練習してきたので、去年よりボールの精度は上がったと思う」と伊藤はいう。

■今年になってITF大会で初優勝を果たすなど結果を残してきた。昨年のこの時期、７２０位台だった世界ランクをこの１年で３００番以上アップさせ、今大会では第３シードに入った。「去年と比べてシードも上がったので、去年の結果より上に行きたい。優勝、準優勝、せめてベスト４ではあって欲しい」。１９歳の伊藤には勢いがある。タイトルを取れば、１３年の穂積絵莉以来の１０代の女王になる。

（日本テニス協会広報部）

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