The 99th All Japan Tennis Championships

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全日本テニス選手権99th

  2024年10月4日(金)~13日(日)(予選:10月2日(水)~)

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【2022/10/27】佐藤南帆は15年大会女王の桑田寛子をストレートで破る

【2022/10/27】佐藤南帆は15年大会女王の桑田寛子をストレートで破る

[女子シングルス準々決勝]
〇佐藤南帆(慶大) 6-4、6-4 ●桑田寛子(島津製作所)

■佐藤がフォア、バックとも両手打ちから繰り出す強打で、15年大会女王の桑田をストレートで破った。ラリーでは終始、佐藤が主導権を握った。強打で桑田を振り回し、浮いたボールが返ってくると、迷いなくコートの中に入りスイングボレーで攻めて行った。クロスを狙ったショットがサイドラインを割っても、気にするそぶりを見せず、最後まで攻撃的なプレーを貫いた。

■大学4年となりプロ転向を視野に臨む今大会だが、大学リーグ戦、国体、大学対抗王座決定試合と試合続きで、万全の状態で臨めているわけではない。第2セット第9ゲーム、相手サーブを破り、5-4とリードした場面でメディカル・タイムアウトを取り、両足の太ももにテーピングをしてもらった。前日の3時間を超えた3回戦でも同じところを治療していた。「足が不安で動きをセーブしている部分があったが、テーピングをして安心してプレーできた」。マッチゲームは7度目のデュースで、最後のポイントも前に入ってのスイングボレーだった。

■内藤祐希(亀田製菓)と組んで18年全仏ジュニアの女子ダブルスで準優勝、同じ年のユース五輪女子ダブルスでも銀メダルを取った佐藤。内藤はプロの道に進んだが、佐藤は学生テニスを選択した。慶大では1年でインカレに優勝すると、ユニバーシアードの女子シングルスでも金メダルを取るなど好成績を残してきた。ただ、高校3年から出場する全日本は、2回戦が最高成績と振るわなかった。5度目の出場ではじめてのベスト4。「初戦からタフな相手だったので、ベスト4は驚きの方が大きいです」  (谷 祐一)

(日本テニス協会広報部)

本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから!
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