The 99th All Japan Tennis Championships

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全日本テニス選手権99th

  2024年10月4日(金)~13日(日)(予選:10月2日(水)~)

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【2016/10/29】大会第9日のみどころ

【2016/10/29】大会第9日のみどころ

■男子シングルス決勝は、前年覇者で第2シードの内山靖崇(北日本物産)と、第14シードの綿貫陽介(グローバルプロテニスアカデミー)の対決となった。シード順位は大きく違うが、両選手とも失セット0で4試合を勝ち抜いた。内山が優勝すれば、男子シングルスでは08、09年以来の添田豪以来の連覇となる。18歳6か月の綿貫が優勝すれば、1989年に谷澤英彦が17歳9か月で優勝して以来、27年ぶりの10代選手の栄冠となる。

■内山は関口周一(Team REC)との準決勝を「理想を言えばもう少し攻めたかった」と振り返った。準決勝まで「納得できるいい試合だったと言えるものは一つもない」。そう言いながら、勝ち上がりは危なげなかった。「自分としては“もっと”という欲がある。それは明日、頑張ればいいかなと」。そんな思いを秘めた、辛口の自己採点だろう。

■綿貫は3回戦で第1シードの守屋宏紀(北日本物産)、準々決勝で第5シードの竹内研人(北日本物産)と上位シードを続けて破って勝ち上がった。なかなか絶好調宣言は出なかったが、土曜日の男子ダブルス準決勝で内山組を破り、ショットに手応えを得たという。「ダブルスで負けていない相手には絶対負けないという気持ちがあるので、多分勝てるんじゃないか」と強気な言葉も聞かれた。

■全日本選手権のタイトルだけでなく、デビスカップ出場など、実績では内山が大きく上回る。しかし、綿貫陽には先週の大阪市長杯世界スーパージュニアで優勝するなど勢いがある。大舞台で力を出す図太さも持っていそうだ。両者ともサーブとフォアハンドが武器で、バックハンドも安定している。綿貫陽は若いが、技術的に大きな欠点はないと見ていい。どちらが勝つにしても、見どころの多い試合となるのは間違いない。

■男子ダブルスでは、綿貫裕介(橋本総業ホールディングス)、綿貫陽組が2連覇を懸けて、奥大賢、長尾克己(ともにエキスパートパワーシズオカ)組と対戦する。女子ダブルスでは、今西美晴(島津製作所)と組んだ大前綾希子(島津製作所)が単複2冠を懸けて第3シードの宮村美紀(フリー)、波形純理(伊予銀行)組と対戦する。

(広報委員会)

本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから!
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