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［女子シングルス1回戦］
○吉富愛子（アクトス）4-6,7-5,6-2 ●松田美咲（亜細亜大学）

■１回戦屈指の好カードは、一昨年ベスト８の吉富が昨年ノーシードからベスト４に進んだ松田に逆転勝ちした。今回は予選を勝ち上がった吉富は「１回戦でこのカードかと思ったけど、練習で感覚も良くなっていたし、予選もいい試合ができた。（今日も）いいプレーができたかなと思う」と笑みを見せた。

■両者ともコートを懸命に走り、ハードヒットし合う展開だったが、第1セットは「プレーも、気持ちも引いてしまった」と競り負けた。第２セットは先にブレークしたが、鋭いサーブや思い切りのいい強打を連発したサウスポーに追い上げられ、4-5まで追い込まれた。ここで「打つしかない。ラケットを振って攻めよう」と開き直って３ゲームを連取した。最終セットは気落ちした様子もあり、足に疲れも見える松田に対して、高い打点からストロークを打ち込んで左右に振り、戦意を奪っていった。

■2011年インターハイ制覇、2014年にインカレを制し、2016年にプロ転向。全日本は「久しぶりにいろいろな人に会える場で、みんなが1年間やってきたことの力比べをしている感じ」と言う。26歳は「前と違って、目先の勝利よりも練習してきたことをコートで出したい。自分のできるプレーをしっかりやりたい」と肩の力が抜けている。

（広報委員会）

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