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[女子シングルス３回戦]
〇本玉真唯（島津製作所）　７－６（３）、６－４　●田中優季（安藤証券）

■今季での現役引退を表明していた田中の全日本が終わった。コロシアムに入った第５シード、本玉との一戦は、１時間５６分の大接戦。田中が第２セット、４－５からのサービスゲームで、５本のマッチポイントをしのぐ粘りを発揮したが、最後は本玉に押し切られた。「少しでも長くコロシアムに立っていたかったので、１ポイントでも多くという気持ちだった」と話した田中は、左足かかとに痛みを抱えて、思うように動けない中でのプレーだった。記者会見では「最後は感動するかと思ったけれど、負けたことが悔しかった。万全の状態で臨めなくて、悔しい気持ちが大きい。今の状態でやれるベストは尽くした」と話した。

■２９歳の田中は今回が１２回目の本戦出場で、１５年と１７年には準決勝まで進んでいる。初めて出場したのは早大１年だった２００８年。この時は２回戦で第１シードの中村藍子とコロシアムで対戦した。「全日本でコロシアムに立つのは特別な思いで、すごく緊張した」ことを覚えている。「出場するだけでうれしかった大会で、頂点を狙えるくらいまでレベルアップできた。一歩一歩きたんだなという気持ちが強い」と全日本の舞台を振り返った。

（広報委員会）

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