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【男子シングルス１回戦】
〇上杉海斗（江崎グリコ）　７－６（５）、４－１棄権　●田島尚輝（やまやコミュニケーションズ）

■松井俊英と組んだダブルスで３連覇を目指す上杉は、ダブルスをメーンにプレーする。シングルスでプレーする機会が少なく、昨年の全日本は別の大会と日程が重なって予選出場を見送った。「今回はシングルスに出られると思っていなかったが、チャレンジャー大会の予選を一つ二つ勝って、何とかランキングが予選に出られるところまで来た」と上杉。予選２試合は快勝して２年ぶりの本戦にたどり着いた。

■慶大４年だった１７年とプロ１年目の１８年には、この大会のシングルスで４強入りした実績がある。この日も力強いプレーで田島との競り合いを抜け出した。「ダブルスのためにシングルスもやった方が、パフォーマンスがよくなってくる」。シングルス出場は練習の一環と位置付ける上杉は、「シングルスで結果の目標はない。自分のテニスをしっかりやって、勝てればうれしいが、負けても次につながるプレーができればいい」と話す。この日はコロシアムの第１試合に入り、雨の影響で屋外コートの試合開始が遅れたこともあって、スタンドのファンは多かった。「予選より緊張したが、しっかりプレーできた」。上杉は初戦の内容に納得の表情だった。

（日本テニス協会広報部）

本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから！
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