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［男子シングルス２回戦］
○望月勇希（エキスパートパワーシズオカ）　6-1,6-3　●田代悠雅（ＳＹＳテニスクラブ）

■中央大学在学中の2019年にベスト４、今大会は第２シードから優勝をねらう望月が好スタートを切った。「緊張した」と言うが、スタンドから見る限り、終始、落ち着いてゲームを進め、ストレート勝ちした。緊張したのは「全日本選手権という一番大きな大会の初戦」だったから。それでも、いざ試合が始まると「集中と緊張がいい感じに」バランスが取れ、攻守に本来のプレーを披露した。第２セット序盤はスコアが開かなかったが、３－３からブレークに成功、そのまま押し切った。

■６月に韓国のＩＴＦ２万5000ドルで準優勝、８月には米国のチャレンジャーで２大会続けて本戦に出場した。ＡＴＰランキングでは８月に自己最高の471位をマークしている。大会第２シードは「気にしていない」が、「優勝したいっていう気持ちがすごく強い」という。スコアに関係なく、貪欲に１ポイントを求め、気を引き締めながら戦う姿は、タイトル争いの中心にいる選手にふさわしかった。

（日本テニス協会広報部）

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