The 99th All Japan Tennis Championships

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全日本テニス選手権99th

  2024年10月4日(金)~13日(日)(予選:10月2日(水)~)

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【2023/10/31】第1シードの加治遥が初戦の2回戦に快勝

【2023/10/31】第1シードの加治遥が初戦の2回戦に快勝

[女子シングルス2回戦]
○加治遥 6-3,6-0 ●中島美夢(フリー)

■第1シードの加治が初戦の2回戦に快勝した。最初のサービスゲームでブレークを許したが、すぐに立て直した。4ゲーム連取で4-2、さらに4-3からセットをまたいで8ゲームを連取した。スコア以上の接戦ではあった。2セット15ゲームのうちデュースにもつれたのが7ゲーム、そのうち5つを加治がものにした。

■立ち上がりには硬さも見られた。思い切りよく打つ中島に押される場面も少なくなかったが、「まずはラリーをしっかりして、自分が展開できるところを狙っていこう」と焦らなかった。ラリーで優位に立てなくても、走ってカバーし、相手にミスを強いた。機を見てカウンターパンチも決めた。

■今季は全米オープンで四大大会の予選初出場を果たし、9月の杭州アジア大会ではシングルス銅メダルに輝いた。「フォアハンドとかショットの強化はしてきたし、走り負けないっていうところも。パワーでは外国選手に対抗できないので、粘り強く戦う技術と体力とメンタルをバランスよく噛み合わせるところにすごく時間をかけた」と加治。17年4月のプロ転向から6年。キャリアを一歩前に進めることができたのは、「自分のやるべきテニス、長所がはっきりしてきた」からだ。

■「ないと言ったら嘘になる」と、第1シードを背負うプレッシャーを否定しないが、だからこそ「目の前の試合」に全力投球するつもりだ。「トライしてきたことが少しずつ結果に出ているところはプラスに捉え、うまく自信に変えてやっていけたら」。全日本選手権では17年、19年のベスト4が最高だが、初優勝への準備は整ったと見る。

(日本テニス協会広報部)

本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから!
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