ジャパンウイメンズオープン2022 / Japan Women’s Open Tennis 2022

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【2019/9/14】日比野菜緒はブザルネスクに逆転勝ちで決勝進出

【2019/9/14】日比野菜緒はブザルネスクに逆転勝ちで決勝進出

【シングルス準決勝】
○日比野菜緒(ブラス) 4-6、6-0、6-3 ●ミハエラ・ブザルネスク(ルーマニア)

■第1セットは第8ゲームでブレークされた日比野が直後に追いついたが、第10ゲームで再びブレークを許して失った。フォア、バックともに角度をつけて攻撃してくるサウスポーのショットに日比野が苦しんだ。

■「ブザルネスクの攻撃が思っていたよりもタイミングが速くて、最初はそれにびっくりしてリズムを崩してしまった」「相手は速いタイミングのカウンターが上手いので、高いボールを使っていこうとコーチと話していたが、第1セットは緊張していて、うまく高いボールが上げられなかった」。思い通りにいかない展開にイライラも募ったが、日比野は「(第1セットは)ミスをした時、ネガティブな態度を取っていた。ミスをしても『何で』とか『どうしたらいいの』とか考えずに、とにかく『次』、『次』と考えていこう」と気持ちを切り替えた。

■第2セットから日比野の攻めが効果を発揮した。しっかり構えて打たせると厳しいコースに打たれるので、先に展開して相手を動かした。ブザルネスクのバック側に高く弾むスピンを打って、浅くなった返球を攻撃した。相手がバックを意識すると、フォアサイドにもスキができて、日比野の攻めるポイントが広がった。追い込まれたブザルネスクにミスが増えて、角度のつけたフォアも終盤は影をひそめた。

■最終セットは第3セットでブレークした。しかし、そこから3度のサービスゲームは苦しかった。第4ゲームは0-40まで追い込まれた。第6ゲームも0-30というスタートだった。第8ゲームは15-40から追いつくと、5回のデュースの末にサービスをキープした。「第3セットはほとんど(毎回)ブレークポイントを握られていたので、気持ちが下がりそうになった時もあったが、何とか耐えることができた」。

■第9ゲームでこのセット2度目のブレークを果たして勝利が決まると、薄っすら涙も浮かんだ。「苦しい時期もあったが、2年ぶりの決勝進出、それも日本の大会で決勝に進出できるなんて本当にうれしい。決勝もタフな試合になると思うが、いまの良い調子を出せれば、望む結果ついてくると思います」。日比野の声が弾んだ。

(広報委員会)

本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから!
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